いろたし日記

ニューヨークの色

NY在住者による、ニューヨーク情報をメインとしたブログです。誰かの人生にちょっとだけ色を足すようなブログになれたら。

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カナダのオススメ観光スポット!ナイアガラパークス蝶園(Butterfly Conservatory)を紹介

f:id:iroppu:20170704210730j:plain3日間、カナダのナイアガラ旅行に行っていました!その中でもオススメスポットであるナイアガラパークス蝶園(Butterfly Conservatory)を紹介します。

 

 

ナイアガラパークス蝶園の概要

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ナイアガラパーク植物園の敷地内に位置する、世界有数の昆虫園です。温室には、緑豊かな植生と、大きな滝が蝶のために用意されています。世界中の熱帯に生息する45種類、2,000羽以上もの蝶が園内で生息しており、サナギの状態も見学することができます。


住所:2565 Niagara Pkwy, Niagara Falls, ON L0S 1J0, Canada
営業時間:夏10:00~19:00、冬10:00~17:00 ※HP要確認
定休日:12月25日
入園料:大人$14.25、子供(6~12歳)$9.25 ※5歳以下無料

 

紹介映像を鑑賞

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入場チケットをスキャンしてもらったあとは、5分程度の園内紹介ムービーを見ます。ここでは蝶園の全体像をはじめとして、世界の熱帯からサナギの状態で冷凍されて届けられる蝶たちの様子など、知られざる蝶の秘密をダイジェスト映像を通して学ぶことができます。

 

温室内の様子

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温室内に入ると、無数の蝶に圧倒されます!黒い点のように見えるものが全て蝶です!大型の一眼レフを持参している方もちらほら。比較的ゆっくり飛んでいるように見える蝶ですが、飛んでいる姿をカメラに収めるのは至難の技です。

  

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甘い蜜や果物に寄ってくる蝶たち。至近距離で見て、触って、撮影できることがこの蝶園の売りのようです。

f:id:iroppu:20170704210619j:plain触るときは羽や腹を触らず、手を近づけると手に乗ってきてくれます。この種類の蝶が比較的逃げずに寄ってきてくれました。

 

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いたるところに蝶がいます。何十種も居るので、様々な模様の蝶を探すことができます。

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色鮮やかな蝶。天敵から身を守るのに、こんな色で良いのでしょうか。今読んでいるときめき昆虫学にも蝶の章があったので、そこで勉強しよう。

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花の蜜を吸う現場を目撃。こいつが一番蝶らしく撮影できました。 

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大きな黒い蝶は毒々しい色をしています。日本で見るカラスアゲハとまた違った配色ですね。このクラスの大きさになると、怖がっている子供達もいました。

 

 

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オレンジの汁を味わう蝶たち。なぜかこの種だけが多く集まってきていました。蝶にも好き嫌いがあるのでしょうか。

サナギ展示コーナー

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こちらが入場後の紹介映像で出てきたサナギコーナー。職員が一つ一つ、手で装置に引っ掛けていき、きちんと管理されています。羽化した蝶は、このガラスから職員の手により抽出され、園内に放たれます。この日は、羽化した白い蝶を偶然見ることができました!

 

珍しい植物も豊富な園内

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このように、珍しい植物が生い茂る姿も楽しめます。

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熱帯地方らしい植物にも、蝶が止まっています。

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園内にはこのように緑豊かに植林してあり、蝶たちが住みやすいように環境が作られています。大型の滝があって音が園内に響いていることもあり、まさに熱帯地方!という雰囲気です。以前行ったブルックリンボタニカルガーデンより蒸し暑くなくて長時間過ごしやすい印象です。

 

ミュージアムショップも充実 

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こちらがミュージアムショップの様子。蝶をはじめとする虫グッズがたくさん!

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本物の蝶の標本があります。

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ドーム型ガラスに閉じ込めた蝶たち。羽が透き通っていて美しいです。

 

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DISCOVER BUGSという教育ゲームも発見しました。その他たくさんの蝶の塗り絵や、ぬいぐるみの取り扱いもあり、商品が充実している印象でした。

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 今日の蝶たち40種!微妙な羽の模様の違いもあったようです。何種類見つけられたか競い盛り上がっている子供達もいました!

 

終わりに

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いかがでしたでしょうか。「ナイアガラパークス蝶園(Butterfly Conservatory)」は、ナイアガラ観光の際には是非組み込んで欲しい観光スポットです。カナダ側なので、アメリカ側から観光される方は国境を超えるので注意してくださいね。ナイアガラの滝の記事はこちらからどうぞ。

 

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旅のおともには、地球の歩き方がおすすめです。

 

独立記念日恒例イベント!ニューヨークで「ネイサンズ国際ホットドッグ早食い選手権」観戦

アメリカの独立記念日に、ニューヨークのブルックリンにあるビーチ・コニーアイランドで、「ネイサンズ国際ホットドッグ早食い選手権」を観戦してきましたので、紹介します。

ネイサンズ国際ホットドッグ早食い選手権とは?

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ネイサンズ国際ホットドッグ早食い選手権は、ニューヨーク・ブルックリンのコニーアイランドで毎年開催されている、ホットドッグの早食い大会です。ホットドックの有名店であるネイサンズ(Nathan's Famous Hot Dogs)が主催するイベントで、コニーアイランドにあるネイサンズ本店の真横で開催されます。

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アメリカのソウルフードであるホットドッグの早食い大会は他にも多数ありますが、歴史の長さと知名度ではアメリカ最大規模となる大会です。また、独立記念日に開催されるため、毎年数多くの人が訪れます。

 

始まりは、アメリカにいる移民の4人のうち、誰が一番愛国心を持っているかを競うためだったと言われています。現在では世界各地で予選が開催されています。

ルール

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10分間で最も多くホットドッグを食べた人が勝利するシンプルなルールです。一位が複数いた場合、5本のホットドッグを一番早く食べた方が勝者となります。

 

 

日本の早食いプリンス、小林尊が出場していない理由

 

小林尊は大会の主催者との独占的契約書にサインする事を拒否し、2010年以降の大会に出場していない。契約の内容は、ネイサンズ大会に出場とひきかえに、自由に他の大会やイベント、テレビなどに出演できなくなるというものだった。 2010年の大会終了後、ステージに飛び乗り逮捕されたが、8月5日の裁判で容疑のすべてが取り消された。 2011年、マンハッタンの230 Fifth Rooftop Barの屋上で大会テレビ中継を競争相手に大会と同じホットドッグの早食いに挑戦。優勝者の10分間に62個完食を上回る69個を完食[1]。ネイサンズ大会主催者は、会場で出た記録でなければ同大会の記録には認定できないとし、大会の権威を守ろうとした。しかし、当日小林の挑戦の判定を行ったNYの公式審判により正式な世界記録として認定されたほか、公式世界記録を認定するレコード・ホルダーズ・パブリックにも記録が認められた。また、メディアも世界記録が大会以外の場所で誕生したことを報じた。 小林が出場しなくなったネイサンズ大会では、同大会を放送するESPNの視聴者数が年々減少しており、2011年の194万9千人から2013年には視聴者数115万人へと、41%の減少が報告されている。 その後、ESPNではライブ中継の取りやめ、メインチャンネルのESPNからESPN2への放送切り替えが発表された。

 

 

小林尊さんをTVチャンピオンで初めて見た時の衝撃は今でも覚えています。日本のTVで見なくなってから気になってはいましたが、ニューヨークに活動拠点をうつしていたのようです。そして、現在出場していない裏側には、上記のような経緯があったようです。活動範囲が局所的となる独占契約を結ぼうとされたら、それは抗議しますよね。。ネイサンズのホットドックを一躍有名にした方にそんな扱いをするなんて、主催者は何を考えているんでしょうか・・。

 

当時からニューヨークにお住いで、現在もニューヨーク・ブルックリン在住で、アメリカを中心として活動されているようです。小林尊氏を見れないのは残念ですが、他のファイター達の様子を見て楽しむことにします!

 

スケジュール

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女性の部が開始され、メインイベントである男性の部は12時からスタートとなります!

 

当日の様子

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会場には10時頃到着。付近道路は通行止め、路駐が許可された場所はすでに車でいっぱいだったため、民営駐車場に停めました。付近の民営駐車場は、会場に近ければ近いほど高額になるので注意してください。筆者が停めた場所は一日40ドルでした。

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ネイサンズ本店で、もちろんホットドックも注文できます。11時頃には30分ほど並ばないと買えない大行列ができていました。

 

独立記念日を祝うムード満点!

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愛国心の強いことで知られるアメリカ人ですが、独立記念日ということもあって、この日はさらに街中の人々のファッションがアメリカ色に染まります。みんな、ハッピーそうな表情をして、イベントを楽しんでいます。

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全身真っ赤&真っ青な方もちらほら。星条旗を頭につけている方をよく見かけます。

 

オリジナルグッズ

ホットドッグの形をした帽子、Tシャツなどが販売されており、購入している人もちらほら。

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付近の店舗でも、公式ではないおしゃれなネイサンズのグラフィティのグッズが取り扱われています。

 

パフォーマンス

f:id:iroppu:20170705231431j:plainこのイベントは、早食い大会以外にも、バンドのライブ、アメリカ独立記念日を祝う曲のアカペラ、トランポリンパフォーマー達やチアガール達がパフォーマンスを見せて盛り上げてくれます。

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このトランポリンパフォーマーの方は、なんとスノーボードに両足を固定しそのままジャンプしています!素晴らしい演技を見せたパフォーマーには、その場で大きな歓声が上がっていました。

 

いよいよ本番!

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司会者の方がどんどん選手を紹介していき、いよいよ女性の早食い選手権がスタートです。去年38.5本食べて優勝した日本人女性「Sudo Miki」さんが今年は41本を平らげて連続優勝!圧倒的な差を見せつけました!

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その後、表示板のカウントダウンが0になり、いよいよメインイベントである男性の部がスタート!食べる食べる!とんでもないスピードでみなさん食べています。パンを水にひたしたり、先人のチャンピオン達の知恵が詰まった食べ方で、各々驚異的なスピードで食べ進めて行きます!男性の部では、前年度の優勝者、愛称「JAWS」で知られるJOEY CHESTNUT氏に注目が集まっていましたが、またしても彼が勝利を勝ち取りました!去年の70本を抜く72本を平らげました!

 

公式HPでもチャンピオンたちが祝われています。本当にお疲れ様でした!

 

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なお、大会終了後、報道陣がチャンピオンにすぐインタビューを開始するのですが、この公式ゆるキャラ達のせいで、一般観客席からは全く見えませんでした。笑 

 

ビーチで夏を満喫

f:id:iroppu:20170705231321j:plainコニーアイランドには、子供も遊べる大型遊園地がありますが、何より広大で綺麗なビーチが見所です!ホットドックを食べながら、海に出て日光浴をしている家族もたくさん見かけました。 

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ヤシの木の形をした噴水は、子供達に大人気でした。ビーチパラソル・シートを持参して楽しんでおり、賑わっていました。

終わりに

コニーアイランドでは、ニューヨークの夏らしい楽しいイベントを一日中体験することができます。独立記念日周辺にニューヨークに観光に行かれる方は、是非コニーアイランドの「ネイサンズ国際ホットドッグ早食い選手権」を見に行きましょう!

 

ニューヨークのその他の夏イベントはこちら。

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【読書】『バッタを倒しにアフリカへ』筆者の教養・遊びのバランスが最高だった

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日本に帰国中、人に会う時間以外の多くを読書にあて、1ヶ月で約20冊を読破した。

 

その中でも、友人のお勧めで読んだ『バッタを倒しにアフリカへ』が特に良かったので、紹介したいと思う。

 

『バッタを倒しにアフリカへ』のあらすじ

 バッタ被害を食い止めるため、バッタ博士は単身、モーリタニアへと旅立った。それが、修羅への道とも知らずに…。『孤独なバッタが群れるとき』の著者が贈る、科学冒険就職ノンフィクション!

 

感想

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まず、表紙のこのインパクトが相当大きい。なぜ緑色の服を着て、なぜ顔面まで緑なのか。ここから、ふざけているタイプの文章かな、と思わせられる。お笑いでいうところの出オチ感も半端ない

 

そこに畳み掛けるようにして目に入る、「前野ウルド浩太郎」という名前。芸名か何かか。

 

読み始めてすぐ、「バッタ博士」が自称ではないことに驚く。きちんと大学で学位を取得されて「博士」を名乗っているようだ。

 

さらに読み進めると「前野ウルド浩太郎」が、異国の地モーリタニアで研究所長に命名された名前であることに驚く。この本、驚かされることが次々起こるのである。

 

 

バッタは漢字で 「飛蝗」と書き 、虫の皇帝と称される。小学校の時に習った、そんな虫のことも、害虫以外滅多に出会わない現代に生きる我々は、とうに忘れている。おっと、ちょっと待って欲しい。なんと、バッタは「害虫にもなりえる」のである!そのため、博士である筆者は、フィールドワークによりその生体を突き止め、害虫被害防止に役立つ研究成果を認めてもらえるのである。バッタを愛しているけれど、害虫になるバッタを分析し、時には除虫剤で大量死している姿をも目撃しながら、研究に勤しむのである。なんと健気なんだろう。

 

かと思えば、歯磨きを行う専用の木の枝をふざけて「歯磨木」などと呼び、歯磨きに勤しむ様子も写真付きで記載されている。なお、その木は「 M a e r u a c r a s s i f o l i a 」と呼ばれ、成分には抗菌物質が含まれており、実際に虫歯予防になっているそうだ。こんな豆知識も随所に散りばめられている。「サバクトビバッタ」というバッタの種類なんて、この本に出会わなければ死ぬまで知らなかっただろう。

 

京都の白眉研究所に面接に行った際に、実際に白眉にして面接に臨む姿(突っ込まれた時のためにすぐ落とせるようシュミレーションもしたそう)など、体を張った芸を数多くこなしているところを見ると、かなり好感度が持てる人物である。

 

この本は、主に砂漠で繰り広げられるノンフィクションを中心としたお話だが、日本に帰国した際の研究者のリアルもまざまざと描写してある。論文や著書を出版しなければならないこと、出版できぬ者は消え去る運命にあり、「 P u b l i s h  o r  P e r i s h (出版せよ 、さもなくば消えよ ) 」などと 、研究者が抱えるプレッシャ ーを表した恐ろしい格言も存在するそうだ。そんな文章が出てくると、ああ作者はちゃんと研究者だったんだと思わされる。

 

読み終えた後、筆者の教養・遊びのバランスが抜群に最高なので、このような文章をかけるのだなぁと、嫉妬に近い気持ちになり、しかし充実した読後感を十分に満足した。

 

 

 私はこのところ、ノンフィクションばかり読んでいるが、最近読んだ中では、ぶっちぎりにおすすめ。ノンフィクションに興味がある方や、フィクション小説・ビジネス本に飽きてきた方も、騙されたと思って是非読んで見て欲しい。バッタに詳しくなる以外にも、筆者の生き方に勇気付けられること間違いなしである。

 

ノンフィクションでは、他に「笑いのカイブツ」もオススメ。

カナダ側からナイアガラの滝を遊覧ボートで観光!チケット入手〜乗船方法

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カナダ側から、ナイアガラの滝を観光しました。ボートでの観光方法を紹介します。

 

 当日の様子


近くのホテルに泊まったため、徒歩で直接ボート乗り場に向かいます。

 

朝9時に到着したのですが、すでにチケット売り場には20人程の観光客が並んでいました。チケットは時間指定などが存在しないため、以下WEBで事前に電子チケットを買うことをオススメします!

 

https://www.niagaracruises.com/

 

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チケットを購入し待機列に入ると、緑のボードを背景にして、写真を撮影されます。後で滝をバックに合成するようです。笑  もちろん、写真は購入しなくても問題ありません。

 

 

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ボート乗り場に案内されるエレベーターに乗ると、すでに滝が見えている場所で船を待ちます。

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乗る直前に、ドリンクなどを購入できます。観光地料金ではなく、コーヒー3ドルなど比較的良心的な値段でした。後述しますが、船内では水がかかりあまり飲むことができないので、待機中に飲んでしまいましょう。

 

 

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待機列はこのような感じです。赤いビニールポンチョを1人1つ受け取ることができます。ちなみに、豆知識を1つ。今回はカナダ側なので赤いポンチョを受け取るのですが、対岸のアメリカ側からのクルーズでは、青いポンチョがもらえます!これにより、どちら側の乗客か一目瞭然となります。

 

 

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待機列で待つこと30分、赤いポンチョを乗せた船が帰ってきたので、入れ替え制で乗り込みます!一階、二階にデッキがあるので、端っこの方を陣取ってください。進行方向に対して左側のポジションを取っておくと、はじめに大きな滝を間近で見ることができます。

 

そして待ちに待った、ナイアガラの滝!!間近の写真を見せたいのですが、水しぶきが強すぎて、カメラ・スマートフォンを出せませんでした。。

 

遊覧すること約20分。ゆっくりとした遊覧時間が終了すると、元の波止場に戻ってきます。

 

水しぶきを浴びながら、間近に迫った時には比喩ではなく雨のように水しぶきを浴びるので、防水でないカメラやスマートフォンは気をつけて管理してください。

 

ナイアガラはカナダ側がオススメ

その他、カナダ側は、アトラクションなどでとても活気があり、町並みを探索するだけでも楽しいです。夏は花火が毎日あがっており、お祭り気分を味わえます。

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観覧車もライトアップされて綺麗です。

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カラフルな町並みは必見です。是非訪れてみてください!

 

【夏フェス】長野・タイコクラブ2017に参戦!イベント感想レポとオススメの持ち物紹介

はじめに

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毎年参加している、日本が誇るキャンプフェス「TAICO CLUB '17」 に参加しました。海外在住のため、必要な持ち物を試行錯誤して日本に持ち込み、実家・友人からの助けを経て、参加しました。オススメの持ち物や当日の様子などを、写真を交えて紹介したいと思います。
 

TAICO CLUB '17

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長野県のこだまの森キャンプ場で、オールナイトで行われるフェス、TAICO CLUB '17に参加してきました。

 

過去3回も参加しているので過ごし方や段取りはわかっていたのですが、細かい部分で次回への反省点が生まれます。来年への備忘録も兼ねて、感じたことを書き連ねます。また、実際に使ってみたグッズの中で、オススメの持ち物を紹介します。関東から参戦した去年の参加レポはこちら
 

大阪から車で7時間!

 
今回は大阪から総勢11名、大型レンタカー2台での参加です。現地で合流するメンバーも合わせると、なんと20人程度の大所帯!金曜の夜22時に大阪のターミナル駅に集合し、キャンプ用品をぎゅうぎゅうに詰め込んで、いざ出発です。
 
途中休憩・仮眠を挟みながら、土曜朝9時には現地に到着。大阪→長野の実質的な移動時間は7時間ほどです。会場付近はスーパー等がないので、キャンプ時に使用するグッズの買い出しは「西友 塩尻西店」が便利です。
 

会場到着からオープンまで

10時半過ぎに、会場駐車場に到着。入場ゲートまで、キャンプ用品を持って歩きます。12時のオープンまで1時間ほど、待機列で待機します。入場待機列はオープンまで動かないので、1時間ほど座ってゆっくりすることができますが、日陰の場所で待機列が止まることができるとは限らないので、日よけの帽子をお忘れなく!
 

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瓶の持ち込みが禁止されているので、入場までに、ヘパリーゼで乾杯!を済ませておきます。
 

テント設営

オールナイトのイベントにも関わらず、前日からほぼ徹夜までして会場入りする理由があります。それは「テントを良い場所に設営するため」なのです!去年は15時入りだったため、ステージからだいぶ遠い場所に設営せざるを得なかったのですが、今年は早入りすることでステージまで徒歩4分、平地の場所に設営することができました。

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12時半でこのぐらいまだ空いています。体感だと、ここが1時半頃になるともうぎゅうぎゅうになってしまいます。

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余裕を持って会場に入っているので、明るいうちに物販やグッズを見ることができます。この時間に、お昼寝しておくのも良いです。

 

見たアーティスト

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クボタタケシ、D.A.N.、KOHH、相対性理論、yahyel、クラムボン、Bibio、Battles、Daphni、Motor City Drum Ensemble、oneohtrix point never、石野卓球、Acid Arab、Nick The Record。ちらっと見たのも合わせてますが、去年よりも多くのアーティストを見た分、めちゃくちゃハードでした。前年の反省を生かさず、見たかった水曜日のカンパネラをまた寝落ちで見逃すという失態!今年はフライトの疲れが取れないまま海外から参戦したから仕方がないとはいえ、水カンは必見のびっくりパフォーマンスだったと友人たちが言っていたので、悔しい。。
 
個人的ベストアクトはAcid Arab。朝6時にキメる音楽じゃないけれど、すごく楽しそうにDJしてるし、ガンガン攻めの姿勢の躍らせる楽曲。ファンになりました。taicoclubの動画ではないですが、DJ Setで雰囲気をどうぞ。最近では、この音楽をBGMとして日常的に流して、アラビックな気分に浸っています。

フェス飯

フェスに欠かせないもの、それは「フェス飯」です。フジロックには質・量で敵わないですが、森の中で食べる料理は良いものです。今回食べたフェス飯を

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焼きそば。500円で結構量が入っているので、友人とシェアしても◎。

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こちらはタイラーメン700円。今回は本当に極寒だったので、あったかいものを販売している店舗には行列ができます。置いてある調味料をかけ過ぎて辛くて食べきるのに苦労しましたが、美味しかったです!

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最後は「もやし汁」200円。ここ、もともととんこつ&醤油ラーメンのお店だったのですが、どうやら麺がなくなったようで、もやし入りのスープのみで販売しており、急遽、手書きの看板で売り出しておりました。酔ってて現物の写真がないのですが、もやしが結構入って居たので、なかなかコスパの良い食べ物でした。

 

オススメの持ち物

去年も書きましたが、このフェス、ファッショナブルな方が本当に多く、奇抜なギアやウェアは、ああゆう風に合わせるんだ、という学びが毎回あります。過去4回のタイコクラブ参戦から学んだ、おすすめの持ち物はこれ!

 

イス

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【ヘリノックス タクティカルチェア】は、960gという軽量ながら、座り心地が良く素晴らしいです。自分でも黒を持っていますが、今回海外からの参戦ということで、日本在住の友人が現地で貸してくれました。フジロックは持ち運びできる椅子が必須ですが、タイコクラブではステージにイスを持ち運ばないため、テントの側に常設しておきました。軽いしコンパクトになるし、何より座り心地がいいです。かなりオススメです。
 

リュック

 今回、普段づかいと共用しなければならなかったため、移動の時にはリュックを背負い、入りきらなかった寝袋を直で手に持って移動しました。雨が降る場合などに備え、よほどの事情がない限り防水ザックにした方が良いです。絶対、カリマーの大きめリュックにした方がよかった。という訳で、オススメの5年前から使用している優秀な【Karrimor ridge 30】はこちら。

 

テント

二人用の激推しテント【MSR HUBBA HUBBA】。テントは断然これがオススメ。MSRのテントって、なんでこんなにかっこいいんだろう。 タイコでもよく見かけました。

 

クッカー

  【EPI ATSチタンクッカー】は、友人が持参してくれました。私も同じものを持っています。チタン加工で焦げません。SOTOのガスバーナーを平らな場所にセットして、持参した飲料水をシェラカップに入れ、10分程待つと、お湯になります。そのお湯でカップラーメンなどをいただきました。

 

シュラフ

 

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雨の長野は極寒で、今年は例年に比べ特に寒かったです。この0度まで耐えれるシュラフ【monbell Spiral Down Hugger #3】×ウルトラライトダウンでギリギリ耐えました。冬用と言わないまでも、夏用ではない寝袋は必須です。今年は本当に極寒だったので、次の日の着替えなどをシュラフの上からかぶって寝ました。
 

ヘッドライト

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BLACK DIAMONDのヘッドライト。ライト部分はシンプルに白一色ですが、とにかく明るいので手元が見えやすい。明るいので、直接見たら目が痛くなります、注意!渡米前に実家の父にあげていたので、このライトを今年も使用することができました。
 

帽子

 

一時帰国のため、なるべく小さく折りたためて雨にも強い、karrimorのシンプルなもの。完全防水ではありませんが、少しの雨だったら弾きます。去年はキャップを現地で購入しましたが、雨のことを考えると撥水性のあるこちらの帽子がおすすめです。
 
 
 

思い出

 

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今年は、友人が「念仏機」なるものを持参していました。後光がさしているようなスピーカー部分も秀逸なデザインです。ツッコミどころ満載のコレ、中国で買ってきたようで、300曲ぐらいの念仏が、スイッチを入れると流れ出すキワモノです。聴きたい念仏番号を押し、お気に入りの念仏を聞くこともできます。毎回面白い試みをしてくれる友人、本当に尊敬します。
 
 

銭湯に寄って早めに帰宅

フェスは土曜14時〜日曜15時頃まで行われるので、テントを早めに片付けて撤収すると、日曜午後は観光に当てることができます。今年は大阪から車で参加したため、銭湯によるだけで観光はせず、早めに退散です。関東から参加し、時間に余裕のある方は「奈良井宿」をついでに観光されることをオススメします!タイコからの流れ客はほぼ居なかったので、そんなにむちゃくちゃ混雑もしていない、穴場の観光地です。去年のタイコクラブ参戦時に奈良井宿観光しているので、感想等はそちらをどうぞ。
 
  

まとめ

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タイコクラブは、森の中で、音楽メインにもキャンプメインにも楽しめるフェスです。惜しまれつつも、来年2018年が最後の開催となってしまうため、キャンプ・音楽が好きな方は是非チケットを買いましょう!

 

今回は一時帰国のため持参する荷物に制約がありましたが、キャンパーな友人たちに恵まれたこともあり、不自由なく過ごすことができました。好きなアーティストが出る場合は、タイムテーブルを事前に見て、その時間にコンディションを最高に持ってこれるように昼寝等で調整することをオススメします。

 

また、キャンプ用品は1度初期投資して揃えてしまうと、フェスの度に出費は不要なため、良いものを早めに買ってしまうことをオススメします。去年はがっつりキャンプ用品を持ち込み、キャンプメインで参加したので、がっつりキャンプグッズが気になる方は以下をどうぞ。

 

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今日から7月!月初なので、今月達成したい具体的な7つの目標を掲げる!

やる気満点の7月、月初!

待ちに待った7月!1年で一番大好きな月がやってきました。

皆さんは、今月やりたいことはもう決まっていますか?

 

一番好きな7月の月初なので、いつもより気合が入っています!

そこで、今月達成したい具体的な目標を書こうと思います。月末に振り返った際に悔いのないよう、1ヶ月頑張りたいと思います。月末に、達成していないものが多すぎてこの記事を消してしまうことのないよう、皆さん見張っていてください・・・!

 

7つの目標一覧  

  1. 2キロ減量する
  2. 10冊本を読む(漫画を除く)
  3. 10日スポーツジムに行く
  4. 10店舗飲食店を新規開拓する
  5. 毎日ブログを更新する
  6. 毎日外出する
  7. 10食新しい料理を食べる

 

ブログを初めてから目標設定をしたのが初ということもあり、実現できそうな上限ギリギリのキツめを設定したつもりです。高すぎる目標は挫折し自己嫌悪に陥りそうなので、今月はこの目標設定で行きたいと思います。

 

それぞれの目標について、思うところと補足説明をします。

 

2キロ減量する

1ヶ月でこれなら簡単だと思われる方も多いかもしれませんね。筆者は身長が153cmしかないので、これぐらいだと顔・足の見た目が少し変わるか変わらないかぐらいの感覚です。あくまで健康的に痩せたいので、このキロ設定を行っています。今考えている具体的な行動としては、後ほど出てくる「ジムに通う」「飲料の糖分をなるべく避ける(これはもともとあまり飲まないのできっと容易)」「麺類・ご飯のバカ食いをせず、よく噛む」「タンパク質(豆類)を多くとる」ぐらいですかね。甘いか?

目標設定を行ったが未達成ナンバーワンの疑惑があるこの目標設定ですが、月末のフェス参加に向けて、絞っていきたいと思います!月初の本日からカナダ・ナイアガラ観光なのですが、大丈夫でしょうか・・・。

10冊本を読む(漫画を除く)

本は定期的に読む習慣がありますが、10冊となると平日はほぼ2日に1冊読みきるペースで進めないといけません。数を設定したは良いけれど、10分で読めるようなkindle本は含まず、内容の薄い読書体験にならぬよう、上記を達成したいですね。また、漫画はさらっと読んでしまえるのでもちろん除外します。

 

10日スポーツジムに行く

実は、スポーツジムに行き放題のマンションに住んでいます。しかも、24時間利用可能という素晴らしいシステムです。しかし、今まで5回しか行ったことがないのです、3ヶ月で。お金を払ってジムに行かれている方からすると、なんともったいないことを、と思われても仕方ありません。しかし行き放題と言われても、30年間積み上げた習慣はなかなか変えられないもので、特に運動の習慣となるとなおさら。おっと、言い訳は今いうタイミングではないですね。これを機に、平日に行ってみようと思います。30分だけでも、行く習慣を作るために行ってやります。

 

10店舗飲食店を新規開拓する

新しい店舗を開拓するには、ほんの少しですがハードルがあります。そのハードルとは、以下3つ。

  1. 郊外なので近所には飲食店があまりなく、都会に出なければならないこと
  2. その店舗に食べたいメニューがあること
  3. 英語で注文しなければならないこと

環境が人を作るわけですが、これに甘んじていては何もはじまりません。今後生きていく上での選択肢を増やすため、色々巡りたいですね。なお、金銭面を考慮すると毎日行くわけには行かないので、10店舗とします。本当に行ったのか?を月末に店名・写真付きで報告したいですね。

 

毎日ブログを更新する

これは日本に帰国前には行っていましたが、日本に帰国している間、できませんでした。それは、スマホからの更新が煩わしかったからに他なりません。今月は帰国予定もなく、イベントが盛りだくさんの月なので、意識的にアウトプットを続けたいと思います。

 

私が毎日投稿するのが日本時間の夜20時、こちらは朝の7時なのですが、前日までに記事が書けていないと、朝早起きして午前中に書かないと投稿日が変わってしまうのです。(はてなブログは日本のタイムゾーン表示のため)1つの記事の質が落ちないよう、いろんな内容の記事を書いて行きたいですね。

 

「何の情報を書こうか?」と考えることがダラダラ過ごさないストッパーになっているので、これはしばらくは続けたいと思っています。

 

毎日外出する

これは、減量の次にキツそうですね。巨大マンションの高層階に住んでいるため、1階に降りてから長い通路を通ってドアマンに挨拶し、自転車置き場まで行くのにまた一苦労・・と色々な障壁があります。って、アホか。今打っていて自分で気づいたんですが、できない人間は言い訳を探す天才ですね。アメリカに住みながら引きこもるなんてもったいないことはせず、外に出ます。

 

ブログ・文章ばかりを書いていると、楽しくて部屋に引きこもってしまいがちなのですが、外に出ないとやはり運動もしないし、何よりアメリカらしさを日々感じることができないのがデメリットです。

 

また、一緒に遊んでいた仲の良い友人が日本に帰国していることもあり、気をつけないと引きこもってしまいそうなため、このキツめの目標を立てることにします!

 

10食新しい料理を食べる

これ、多分好き嫌いが少ない人にはあまりにも甘すぎる設定だと思いますが、私の自己紹介を少しさせてください。私は「ほとんどの魚介類・ほとんどの肉・カレー・辛いもの・瓜系の野菜」が苦手という、超がつく偏食家です。一人で食べるときは、ほとんどラーメン・うどん・そば、たまにスパゲッティ。ほとんど麺料理です。自宅での料理もそうですが、飲食店で選択するメニューも固定化しつつあります。アメリカで手に入る食材が限られていることもあり(出ました、言い訳!)本当にレパートリーが少ないです。

 

そこで、今回「新しい料理を食べる」ことにフォーカスをあて、食材や料理などの新しいものに触れたいと思います。あわよくば好き嫌いを1つでも克服できると良いな。

 

なお「新しい料理を作る」ではなく「新しい料理を食べる」という表現にしたのは、自分で作る料理のレパートリーを増やすだけではなく、外食時に固定メニュー以外のものを頼んでみる、というチャレンジをも含めています。中華料理屋で、麻婆豆腐以外、頼んでみます。

 

おわりに

7つの目標を書いてて思いましたが、結構目標設定は楽しいです。しかし、たくさん立てる分、自分との約束が増えます。今のテンションで書いたけれど、本当に大丈夫か、心配になってきました・・。ひとまず1ヶ月、頑張ってみます。

 

では、本日よりカナダに3日間行ってきます!

【読書】高城剛氏の『多動日記(一)-健康と平和-』で、多動である自分を自己肯定した

はじめに

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高城剛氏の2017年6月発売の新作『多動日記(一)-健康と平和-』を読んだ。彼のミニマリズム、健康(食)への異常なこだわり、移動に対する見解が好きだ。高城氏の他の本も多く読んだが、これまでの彼の本の中でも一番面白かった。感じることも多かったこの書について、紹介したいと思う。

 

 

本の内容・あらすじ

キンドル大ヒットシリーズ「黒本」に続き、
大手出版社から「タイトルも中身も差別的である」という理由から出版を断られた一冊が、ついに電子だけで登場。
大手出版社は「もし、本書を出したいなら、診断書を提出しろ」と高城に迫った。
果たして、どちらが差別的なのだろうか。

いったい、なぜ、高城剛は旅を続けるのか。
自由は、どこにあるのか。
地球を100周した著者がはじめて語る、非線形の21世紀型旅行スタイル。

多動のSNPs(遺伝子)を持ち、日々苦悩する著者の初の旅行日記は、
「真実の世界」を描いているのか? 
それとも「頭のなかだけの出来事」なのか?

現実と非現実が交差する「ポスト真実」時代の旅行記。
紙では出版できなかった、電子ならではの一冊です。

多動日記(一)「健康と平和」680円(Unlimitedは、無料です)

 

差別的・中身に問題ありとされているのに、電子では出版できるのはこの社会の面白いところでもある。多動という単語を使用していたり、飽食消費の時代に一日2食制を唱えていたりするので、 確かに特定の機関や分野の方々には大きな問題となるのであろう。

すでに行った場所の旅日記という新鮮さ

この本は、一般の旅行記と明確に異なる点を持っている。それは、すでに行った場所の旅日記であるという点である。(誤解を恐れずに単語を使用すると)彼が「多動」であるが故に、この本に記された数十都市の旅行記のうち、初めて行く都市の初期衝動の表現などは微塵もない。本書は過去に行ったことのある都市に対する旅日記であり、一つ一つの旅先に対し、過去滞在していた記憶や、そこで見られる文化・歴史を題材に、ストーリー性のある独自論を展開していくのである。それもあって、かなり冷静に(きっと空港では移動式キーボードを取り出し、淡々と)この書を書いたのだろう。そういった意味で、他にはない本になっており、本書は彼の著書の中でもより良書という位置付けになった。

 

異常なこだわりと名言の数々

バスで移動するのはコストがかかるため、アリとキリギリスでも現代であればLCCに乗るであろう、といった、超移動時代に対する異常なこだわりも健在しており安心した。

 

数々の名言も多々あった。詳細に知りたい方は、是非読んでみて欲しい。

 

「多動」である自分を肯定できる

今回真面目に書評を書こうと思うきっかけとなり、心が動かされた「多動」について触れたい。高城剛氏は「多動」であるがゆえ、45分しか集中力が持たないと、本書で述べている。

 

実は私も、発達障害の一歩手前、「多動」であるという自己認識がある。これは特定の機関に診断された訳ではないが、発達障害の児童を対象とする研究者である父親が、研究対象として一度私を選んだことがあり、書籍を書いていることからも伺える。父親の本は読んでいないが、潜在的に自身が多動であるという認識は常にあり、ふと見かけた「多動日記」というタイトルの本書が気になり、手に取ったと言っても過言ではない。

 

多動であることは悪いことではなく、人間の1つの特性である。社会で生きるために試行錯誤した結果、行動として「留まらない」ことが多く、結果「多動」と呼ばれていることについても、考えさせられた。そしてまた、高城氏が多動であると公言し、フットワーク軽く行動している中で感じている思想を読み理解することで、自分を大きく自己肯定できたように思う。

 

おわりに

続編をほのめかす表現で本書は締めくくられていたので、続編を大いに期待したい。冒頭でも述べたように、これまでの彼の本の中でも一番面白かったのは確かなので、高城剛導入本としてもおすすめである。

 

 

高城剛氏が旅に持参している具体的な所有物については、以前、持ち物に対する紹介記事を書いたので、以下を参照されたい。本記事とはテイストが異なり、読書録というよりは、持ち物に対してツッコミを入れていくスタイルで文章を記載している。単純に、彼の現在の持ち物リスト本としておすすめ。

 

www.iroppu.com

 

読書体験は、筆者の行動だけでなく、思想の追体験であることが、この本を読んで大いに感じ取れた。これからも、読書を続け、読書感想文、ゆくゆくは書評としてのアウトプットを続けたい。

自称ミニマリストがパソコン周辺の作業環境紹介!ここで毎日ブログ執筆しています

はじめに

アメリカに戻ってきてから、やっとゆっくりした時間ができ、久しぶりにはてなブログの皆さんの記事、twitter巡りなどをしています。文章を書き出してからというもの、他の人が書くブログがさらに面白くなったように感じます。

 

さて、ブログは、文章・写真からその人の人間性が透けて見えると思います。人間性が気になったついでに、どんなところで作業しているかって、気になりますよね?

 

普段、すっきりした部屋だとよく言われ、PC周辺環境は特にものが少ないと言われることが多いです。自分ではまだまだ削る対象が多いと感じていますが、比較的ミニマリストなのかなという実感があります。そんな私の普段使用しているパソコン周辺環境を紹介をしたいと思います。ものを絞りめちゃくちゃミニマル(またの名を質素)ですが、こんなところで書いているんだなーと参考にしていただける点があれば幸いです。

 

作業環境の全体像

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全体像というほどの広さ・ものはないですが、このような感じになっています!基本的に家電はなるべく黒か白、PC関連は2009年からApple社製品ばかり買っています。配色は、オーク系+黒+シルバー という感じで色味を絞って印象を締めています。デジタルものはシルバーが多いので、必然的にシルバーの割合が多くなってしまってます。

 

テーブル

机は中目黒のヴィンテージショップHIKEでオーダーメイドで買いました。ダイニングテーブルとしても使えるし、ハンドメイド用の作業台としても十分な広さです。2軒前の家はキツキツでしたが、アメリカに引っ越してからはスペースがあるため楽々配置できました。中目黒のヴィンテージショップHIKEは、木の渋めなヴィンテージのインテリアに興味のある方に、オススメのショップです。

 

HIKE | 1950年代を中心とした、ヨーローパ・北欧家具(中古家具・ヴィンテージ家具)の販売

 

メインPC

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iMacがメインかと思われた方が多いかと思うのですが、iMacがメインではなく、部屋の中で持ち運んだりできるMac Book Air 13インチがメインPCになっています。集中力がないため、1つの場所にとどまって書けず、気分を変えて家の様々な場所に移動して書いています。外に出かけて作業する場合も、もちろんコイツをお供にしています。

 

サブPC 

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サブPCはiMacです。2009年モデルのため少し動作が遅く、主に音楽発生器と化しています。 ここでしか使えないソフトに見切りをつけた後、処分予定です。

 

スピーカーはONKYO WAVIOのGX-70HD。なかなか良い重低音が出ます。7年前に手に入れましたが、まだまだ壊れず使えています。

 

 

遊び道具:DJミキサー

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DJミキサーは、Native InstrumentsのTRAKTOR KONTROL S2です。DJをしている友人からのオススメで、これを選びました。ヘッドホン・コード類は使用時以外は収納しています。友人が我が家に遊びに来る日に、コード類を収納ケースから取り出して接続し、スピーカー出力をGX-70HDに切り替え、MacBookAir→TRAKTOR→GX-70HDという経路で音楽を出力する簡易DJで遊んでいます。インタフェースが直感的でわかりやすいので、買って一日目で使えるようになりました。最近そういえばミックス作ってないので、気が向いたら作ります。

 

 

 

おまけ:飽きてきた時の移動先

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いつもの作業場所で書くことに飽きてきたら、MacBookAirの充電器を引き抜き、こちらのソファに移動して執筆します。背丈が小さいので、楽々横になれます。「背丈が小さくて良かった」と思う数少ない瞬間ですね。

 

終わりに

いかがでしたでしょうか。ものが少ない分、自分の好きなものだけ置いているので、満足度は高く、ストレスなく過ごせています。皆さんの作業環境に、何か気づきを与えることができれば幸いです。ではでは。

ニューヨークの食の祭典イベント「9番街インターナショナル・フード・フェスティバル」で食べ歩き

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ニューヨーク食の祭典「9番街フード・フェスティバル」に参加してきました。その概要と、参加した感想を紹介したいと思います。

 

9番街フードフェスティバルとは?

「9番街インターナショナル・フード・フェスティバル」は、1973年から始まり今年で44回目になる伝統的なイベントです。毎年5月の土日に開催されており、観光客・地元ニューヨーカーたちで賑わうニューヨーク最大規模の食の祭典です。

 

場所は、ニューヨークのタイムズスクエアに近い「ヘルズ・キッチン(Hell's Kitchen)」と呼ばれる地域で、9番街の42丁目から57丁目までの約20ブロックにわたって開催されます。この期間は車両が通行止めとなるため、車の方は近くの駐車場に止めてから参加しましょう。

 

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この祭典は、世界各国から300以上もの屋台やレストランが参加しており、ニューヨークの多国籍文化を象徴しているかのようです。また食事だけではなく、特設ステージで音楽やダンスのパフォーマンスなども楽しめます。

 

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もともと、9番街は多国籍レストランが数多く並んでいることで知られる地域のため、近くのレストランの方が出店することも多いようです。広いストリート全体で行われるイベントのため、もちろん入場料は無料です。

 

イベント詳細

名称:9番街インターナショナル・フード・フェスティバル
(The Ninth Avenue International Food Festival)
日時:2017年5月20日(土)・21日(日)両日ともに10:00-18:00
場所: 9th Ave New York, NY 42nd から57th まで
HP:http://www.ninthavenuefoodfestival.com/ 

この地図上の場所から、9th Aveに沿って北上していきました。

当日の様子

いつも使用している駐車場検索アプリ「best parking」がこの日はアクセス過多のためか通信エラー。ということで近くのホテルの駐車場に止め、上記の地図上の場所から、9th Aveに沿って歩いて北上していきました。

 

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とにかく人・人!美味しいものを求めて、たくさんの人が遊びにきていました。

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ローストポークサンドのお店。少々かわいそうですが、たくさんの人に美味しく食べられて幸せでしょう。

 

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日本のお店もちらほら見かけます。

 

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お目当てのアジア料理店OBAOに行くも、CHICKEN BASIL FRIED RICEは売り切れ。泣く泣く他を探します。

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フードフェスティバルと言えど、食の店舗だけではなく、民族衣装やおもちゃショップなどもあります。最近急激に増えた、ペン回しのような手もち無沙汰解消用おもちゃ「ハンドスピナー」のショップも何店舗も見かけました。だいたい1つ5ドルで、しっかりした金属でできているものは10ドルぐらいです。

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クマをぐるぐるねじりあげていき、一番早くてっぺんまで到達した人の勝ち、という日本ではあまり見かけない謎のゲームも発見しました。1位になると、大きいぬいぐるみがもらえます。子供達に大人気でした。

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揚げアイスなんかも売っています。この日は暑かったので、冷たいスイーツやジュースなども人気でした。

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簡易テントや仮設調理場が多い中、この店舗は建物のようにしっかりとした作りでした。ちなみに、かの有名な「SPAM」をアレンジした料理店のようで、大行列ができていました。

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食器、包丁なんかも売っています。奥に見えるのは盆栽コーナー。多種多様な品揃えです。

一番美味しかったもの

 

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今回、5種類のフードをいただきましたが、一番美味しかったのはこちらのイタリアン系ライスボールです!お値段は1つ7ドルでした。お肉、ほうれん草、ステーキ&チーズの3種類から選べますが、よく売れてそうなMeatをチョイス。

 

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深みのあるトマトソースをかけていただくのですが、このソースもまた美味しいんです。来年も出店していたら食べたいです。

 

この日食べたものは全て美味しかったので、「屋台で出しているチープな味」ではなく、そこそこ値段も高いこともあって、全体的に味のレベルは高かったのかなと思います。

特設ステージでのパフォーマンス

54th Streetの場所に特設会場があり、音楽やダンスのパフォーマンスが繰り広げられていました。

 

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この時間には「Dance Academy」という地元らしき子供達のグループがパフォーマンスしていました。男女混合のダンスチームのようです。

 

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お客さんの中には、子供達の親もいるようで、動画で実況しながら録画している方もいました。アクロバティックな演技を間近でみることができ、大満足でした。

 

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特設会場以外にも、バルーンやダンスのパフォーマンスをしている方を見かけました。

 

おわりに

5月中旬にニューヨークに旅行に行かれる方は、開催スケジュールをチェックし、是非旅程に組み込んでください。

ニューヨークの最先端イベント「ルーフトップシネマ」でマンハッタンの夜景をバックに映画鑑賞

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先日、NY在住のイカした友人に、気になるイベントに誘われました。その名も「ルーフトップシネマ」!マンハッタンのビルの最上階で、映画を鑑賞しました!この記事では、イベントの様子、感想を紹介したいと思います。

 

ルーフトップシネマとは

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ニューヨークの夜景を眺められるビルの最上階で、ワイヤレスヘッドホンをして映像を楽しむ、映画上映イベントです。開放的な空間で、ビールや食事をしながら映画を楽しむことができます。体験者以外はサイレントな空間であるこのイベントは、騒音対策を行ったクラブイベント「サイレント・ディスコ」に通づるところがあります。チケットは事前予約制で、一般席33ドル、カップル席39ドルとなっており、人気作品のチケットは販売後すぐに売り切れるそうです。

 

イベントの概要、チケットの予約方法は以下にまとめています。

 

入場方法

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この「YOTEL」という建物に1階から入り、5階に上がります。地下に一般駐車場もあるため、車で来た場合には駐車場から5階に直通でアクセスできます。電車共にアクセスの良い場所にあります。

 

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入場するためには、事前に予約して手に入れておいた、電子チケットを見せます。Eventbriteというアプリをダウンロードし、アプリ内の「Tickets」からQRコードを表示し、見せます。チケット情報は、Apple Walletに追加することもできるようです。

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入場チケットを受付で見せると、おもちゃの小さなダイヤがもらえます。それをバーカウンターに持っていくと、シャンパン・ポップコーンのセットと交換してもらうことができます。ポップコーンのパッケージは、レトロでとってもキュートです。

いざ、ルーフトップへ

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ビーチチェアが40脚ほど並べてある会場です!

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ここに座る際、さらにブランケットとワイヤレスヘッドホンを渡してもらいます。5月末ですが春のニューヨークは極寒、ウルトラライトダウン+冬用コート+ブランケットでギリギリでした。春のニューヨークの野外で2時間過ごすのは本当に寒いので、ダウンコート持参をおすすめします。

 

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カラフルなソファー・テーブルが置いてあり、映画が始まるまでの時間をここで過ごすこともできます。映画が上映していない日も、ここでルーフトップバーとして楽しめそうです。

 

いよいよ本番!

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サンセット時間に上映が開始されるという粋な計らいです。まだ日が登っている間は、上記のような明るさで、別の映像が流れています。本編が始まるとみんなワイヤレスヘッドホンを装着するため、静かな空間が広がっていました。シャンパン片手に、マンハッタンの夜景を眺めながら映画を楽しむ、贅沢な時間でした。この日鑑賞したのは「Moana」でしたが、映像も美しく、人間の成長と葛藤、南の国の世界観が素敵でした。

 

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ちなみに、上映後の明るさはこんな感じ。マンハッタンの夜景が輝いていました。

 

おわりに

 

いかがでしたでしょうか。ニューヨークに観光する日が決まっていて、美術館が閉館後の夜の予定が空いているという方は、摩天楼を眺めながら、ルーフトップで優雅に映画鑑賞をぜひ楽しんでみてください。

 

 

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ニューヨーク郊外ロングアイランドおすすめ観光スポット「オールドウエストバリーガーデンズ」紹介

 

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ニューヨークに戻って来て早々、ニューヨーク郊外・ロングアイランドの名庭園「オールドウエストバリーガーデンズ」に行ってきました。美しい庭園だったので、見所を紹介します。

 

オールドウエストバリーガーデンズとは?

このお庭の見所は、数々の珍しい花と、広大な敷地のいたるところにある「本物そっくり人形」もといSeward Johnson氏の精巧な作りの彫刻です。

 

Old Westbury Gardens

 

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まずは入場します。車の方がほとんどでした。エントランスを潜ると駐車場入り口に直結しているので、車に乗ったまま入場料一人当たり12ドルを支払い、駐車場へ。(メンバーになると無料で入場できるようです。)この時、場内パンフレットとイベントカレンダーを受け取ります。入場したのは12時頃でしたが、駐車場には既に車が100台ほど停車しており、人気が伺えます。筆者が退場したのが15時頃だったのですが、その頃は車が入場待機列を作り、とても混雑していました。

  

珍しいお花がたくさん!

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広大な敷地に、珍しい花がたくさん植えられています。

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バラもたくさんの品種が育てられています。

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数々の種類の花が、ぎゅっと閉じ込められ、美しく手入れされています。通常、遊歩道と植物は柵で区切られている庭園が多い印象ですが、この庭園では植物を養成し、自然の柵となっています。それがまた美しさとなっているのでしょう。

 

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「FLOWERING TOBACCO」なるものも育成中・・アメリカらしく、タバコになる花を庭園に植えているのか、おいおい・・と思いきや、タバコ属のお花でした。白い小ぶりの花が咲くようです。

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満開の季節は少しすぎてしまったようですが、いわゆる「ローズガーデン」らしいイングリッシュローズを発見しました。しっとりした花びらの重なりが美しく、しばらくうっとりと眺めていました。

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こちらも、日本では滅多に見かけない植物。たくさんの植物があり、名前や通称がプレートに記載されており、見ていて飽きません。

 

Seward Johnson氏の精巧な彫刻

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おや?豪華なテーブルで食事をしている貴婦人が。近づいてみると・・

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このように、等身大でいたるところに人形が置いてあります。小物まで手を抜かず作られており、彫刻を眺めることも楽しめます。

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室内には、日本文化に影響を受けた人形も。お召し物も布ではなく石膏で作られています。

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この写真の中にも彫刻があります。皆さんはわかりますか? 

 

 

宮廷も見所の1つ

美しい外観・内観の宮廷も公開されています。

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この建物の内部も公開されています。ここに展示室・お土産ショップも含まれています。

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美しい家具・テキスタイルがそのまま保存してあります。

 

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室内に飾ってある紫陽花もしっかり手入れがされており、六月だったので満開でした。

 

ショップも充実

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庭園にある彫刻のミニサイズ人形、昆虫のピンバッチ、植物の名前を覚えるパズルなど、この庭園らしいお土産がたくさんありました。モネ等の画集なども取り揃えられています。

 

ガーデンウェディング、ピクニックゾーンなど楽しみ方は自由

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この庭園では、結婚式も執り行うことができるようです。この日、ガーデンウェディングがちょうど開催されていました。お揃いの衣装のブライズメイド達。

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ピクニックゾーンの木陰で、持参したおにぎりを食べながら、日本で買ってきたニューヨーク本を読書する贅沢な時間。夏でも木陰であれば涼しいため、風を感じながら気持ちよく過ごせます。お昼寝をしている初老のご夫婦も見かけました。

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蓮の花がさく池もあり、周りをゆっくり散歩している方もちらほら。

 

 

ニューヨーク郊外ロングアイランドで、美しい植物を眺めながら、ゆっくりした休日を過ごしたい方におすすめです。

 

植物園が好きな方は、以下のブルックリン植物園もイチオシです。

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ニューヨーク郊外ロングアイランドのその他スポットはこちら。


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海外在住者・日本人から見た、日本に住むメリット

紫陽花の咲く6月、日本に約1ヶ月一時帰国していました。その間、様々なことを感じ、エネルギーをインプット・アウトプットして来ました。帰国中もブログを更新する予定でしたが、予定を入れすぎたので、振り返る暇もなく1ヶ月が過ぎました・・まだまだ、時間管理能力を向上する必要がありそうです。この期間に得たことを、今後の活動に生かしていこうと思っています。

 

さて、一度日本を離れた「海外在住者」という立場でありながら、また日本に一時帰国できる貴重な機会を得たため、今、日本に対して感じることを書こうと思います。

 

日本に住むメリット

1.ご飯が美味しく、安い。

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ベタですが、ご飯が美味しく安いこと、これはもう揺るぎない事実です。海外に短期で旅行した方でも実感できることだと思います。東南アジアの物価に比べるとまだまだですが、お腹を満たすためにコンビニに入ると、おにぎりなどは百円で買えるため、栄養価を考慮しなければ一食300円程度でお腹いっぱいになります。アメリカではサンドイッチでも10ドル以上するので、食費は大きく違います。そして、やはり日本人なので、日本食が美味しい。別途、日本食ランキングの記事を起こそうと思っているぐらいです。食べようと思った日本食は、だいたい全部食べれました。幸せでした。

 

2.「100均」の品揃えが素晴らしい。

f:id:iroppu:20170623200101j:plain今回、新たな趣味開拓のため、ハンドメイドグッズをたくさん買いました。そこで思ったのは、「100均」の品揃えが素晴らしいこと。キャンドゥ、セリア、ダイソー。私が滞在した主要都市である東京・大阪では、どの駅にも探せば100均がありました。この「やりたいと思ったその日に、とっかかりとなる材料を買える」という環境が、ものづくりではかなり重要と思っているので(断捨離の観点で見ると、かなり商売戦略にやられていると思いますが)とても有意義に日本滞在時間を過ごすことができました。和歌山のダイソーには、なんと釣り用のサビキまで売ってました。

 

3.花の種類が多い。

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これは私が花を趣味にしているので目につきやすい、ということもあるのですが、流通している花の種類が圧倒的にアメリカより多いです。写真は、友人の家でドライフラワーにした紫陽花。東京の都心に出ることが多かったため、たくさんの花屋でたくさんの花を見ることができました。植物は残念ながら輸入となってしまうためアメリカには持ち出しませんでした。花の表現の可能性が広いことが、日本が持つメリットだと思います。

 

 

これから、日本で参加したイベントのことを記事にして行こうと思います。ニューヨーク在住の友人も増えて来たので、日本で得たエネルギーを維持しつつ、これからの生活を有意義に暮らしたいと思います。ではでは。

【思想】日本に1ヶ月一時帰国します。今思うこと。

 

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本日より、日本に1ヶ月ほど帰国します。

現在、ニューヨーク・ラガーディア空港です。

 

ニューヨークに引っ越し、ブログを開設してはや2ヶ月とちょっとです。今、日本に帰国し転々と1ヶ月過ごす、という大きな暮らしの変化をとり入れてみて、次に繋げる何かを得ようと思います。まずは日本でしかできない事をたくさんしてこよう。

 

思い返して見れば2ヶ月前、アメリカに来て早々、絶望していました。対人コミュニケーション能力には自信があった方ですが、英語となると全くの別世界だったということが大きいです。冗談は愚か、最低限の質問以外通じません。友人に恵まれていた生活も激変し、自分から動かないと、家族以外とは全くコミュニティが作れない、そんな環境。そして、制度的に仕事ができないという強迫概念。仕事をしていた時とは全く違う、1日の時間配分。

 

新しい能力を身につける必要があるとはいえ、すぐ身につけられるものではないので、毎日苦しいことの方が多いです。今ある能力はほとんど役に立たない。

 

人と交わり、自分の人生を有益なものにするため「自分の能力を生かしながら楽しく生きる」という方向で考えたとき、私には人とのコミュニケーションが必須だと思えました。しかし、すぐには友達ができない。そこで、今までは毎日たくさんの人に会って対面で伝えていた手段を、ブログという手段に変えれば良いだけなのでは?

 

人間は、誰かの人生に、少しは何かを与えられる。自ら発信しないことは何もしないことと同じではないけれど、人に何も影響を与えないで生きるのは死んでいるも同然。

 

そうして、手段としてブログをはじめ、今に至ります。多くのブロガーさんが内向志向で「対人で人と話すのはあまり得意ではない」と自己紹介していますが、私は全くそんなことがありません。その反面、自分の内面と向き合うことは苦手です。そのためブログ執筆も苦痛に感じるのではないかと感じましたが、下手ながらも、文章を書くことを楽しめています。そして近頃やっと「静かな毎日」に順応してきており、楽しく生きるための試行錯誤を現在も続けています。その試行錯誤の一環で、日本に一時的に帰る選択をしました。

  

離れてみてはじめてわかること、本当にたくさんあると思います。綺麗事ではなく、不足していること、余剰だったこと。人もそうですし、環境も、国も。今一度、家族のこと、自分のこと、環境のこと、考えて見ようと思います。

 

 

帰国している間の1ヶ月は、過去イベントの参加レポ系の記事をまとめつつ、自分を見つめ直す意味で、いつもよりは内面的なことを書こうかなと思っています。スマホからの更新にもチャレンジしようと思います。

 

人生は一回だから、何でもやろう。どんなことにも対応できるよう、能力をたくさん身につけよう。

環境が変わり、以前より強く、そう思います。

 

 

そんなこんなで、トロント経由で日本に帰ります。まずは牛丼、唐揚げ、明太子が食べたい。

 

日本で、これだけは行っとけ!というオススメのイベント・場所がありましたら、ぜひ教えてください。東京・大阪を2つの起点として動く予定で、今の所、銀座シックスには足を運んで見ようと思っていますが、それ以外は未知数です。柔軟に色々動こうと思っています。

【読書】tami氏「今日のおべん」の作り置きが効率的で素晴らしいから再現してみた

今日は趣向を変え、読書記録の中でも、本に影響され即行動を起こしたシリーズで書きたいと思います。

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皆さんは「今日のおべん」という書籍を知っていますか。この本の著者であるtami氏は、作り置きを効率的に作り、さらにその作りおきを作ることだけに止まらず、作り置きを用いたお弁当・夕食を作っており、instagramでも大人気のインフルエンサーなのです。この本を読んで、ふと思いました。効率主義の私なら、これぐらい簡単にできるんじゃないのか?ということで、この本に載っている作り置きを参考に、実際に作って見ました。

 

 チャレンジ内容

作り置きを短時間に何品作れるか?

 

今回はお弁当作りを意識せず、あくまで作り置きを短時間に何品作れるか?ということを念頭に置いてチャレンジしました。まず食品を揃えるところから。tami氏が生協で注文しているという食品たちを、アメリカのスーパーで探しに行きます。

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ボストン産のレタスは汚すぎて買う気が失せました。陳列が雑ですね。

 

その他、日本の食材がなかなか手に入らないのですが、苦戦して揃えた食材は以下。

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汚いレタスを見て買う気が失せたので、カットレタスを買うという横着ぶりです。

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4つのコンロのうち、3つを同時に稼働させました。効率を考えてやって見たのですが、奥のフライパンに手が届きにくすぎて使いにくく、余計に時間がかかっているような気がしたので、途中から2コで回すようにしました。やはり3口以上のコンロを使う場合は、横並びでないと使いにくいということを学びました。

 

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そして作って行った物を置くスペースが足りない・・あたふた。。せっせと同時進行を考えて作ります。そしてでき上がった作り置きが以下。

 

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12品で100分(1時間40分)もかかりました。しかも、ほぼ切るだけ、茹でるだけの簡単な調理です。単色の食べ物ばっかり・・茹でる・漬ける・焼くのみでこんなに時間がかかるとは思いませんでした。同時並行で料理を進められる人は本当に尊敬します。

 

作ってみてわかったこと

tami氏は作り置きの神。効率良すぎ。

 

ちなみに、1週間全てではありませんが、ちゃんと食材をお弁当にも活用できました。

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やっぱり、紫キャベツとラディッシュはかなり映えますね。アメリカのトマトは色素が薄いので、こちらはあまり映えませんでした・・

ニューヨークSOHOのハーニー&サンズ(Harney & Sons)本店のおすすめのお土産紹介

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ニューヨークのSOHOエリアにあるハーニー&サンズ(Harney & Sons)本店にいってきました。紅茶をはじめとして、茶器・キャンドル・トラベルグッズなど幅広く手がけているハーニー&サンズは、友達へのお土産選びにぴったりのお店です。日本では、DEAN&DELUCAで数種類の取り扱いがありますが、バリエーションはニューヨーク本店が一番豊富なようです。そんなハーニー&サンズを楽しむポイント、オススメのお土産を紹介したいと思います。

 

店舗外観

f:id:iroppu:20170521133653j:plain ショーウィンドウは華やかなフラワーと春らしいドレス、動物たちになっていました。

おすすめポイント

1.パッケージが上品でかわいい

2.店内で試飲ができる

3.無料でお土産がもらえる

それぞれについて説明したいと思います。

1.パッケージが上品でかわいい

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色味が強すぎず、上品なパッケージです。バリエーションで数種類買った場合も、統一感があり、喜ばれる事間違いなしです。ニューヨーク観光のお土産だけでなく、結婚のお祝い返し、などにも喜ばれそうです。

2.店内で試飲ができる

f:id:iroppu:20170521133652j:plainこちらのカウンターで、本日のオススメ1カップ、選んだフレーバーの2種を頂くことができます。店員さんに試飲がしたい旨を伝えると、すぐ1杯目の「本日のオススメの紅茶」を入れてくれます。そして紅茶のメニューから自分の好きなフレーバーを伝えると、さらに追加で紅茶を入れてくれます。メニューには、「Chinese」「Japanese」などアジアのお茶も多数掲載されており、迷ってしまいます。この日は、友人とそれぞれ1フレーバーずつ選べるため、1つめは人気の「Hot Cinammon Spice」、2つ目は「Peach & Ginger」をお願いしました。どちらも香り高く、甘めのお茶でしたが、安っぽくなく上品に感じました。「Hot Cinammon Spice」は、他では飲んだことのないような独特の味で、砂糖が入っていないはずなのにとても甘く、なのにしつこくない味で、本当にオススメです。衝撃的すぎて、お土産も全てこの味にしてしまいました。笑

 

3.無料でお土産がもらえる

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こちら、最近始めた施策のようですが、Facebookまたはyelpのアプリでこのお店にチェックインすると、好きな紅茶の4杯分程度が入ったお土産をいただけます! 先ほど試飲して美味しいことを確認した、大人気フレーバー「Hot Cinammon Spice」をください、と伝えると、ティースプーン4杯分をさっと入れ、封をして手書きでフレーバー名を記載し、渡してくれました。なんと良いサービス!SOHOに行く際は、ぜひ利用してみてください。

 

オススメのお土産

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入ってすぐのレジ横にある、4ドルで5パック入った小さい缶のお土産(写真左側)がオススメです!茶葉が入ったお土産は、普段紅茶を飲む方にはお土産として渡しやすいですが、使いやすさを考えると、サシェ(ティーパック)の方が使いやすいです。通常サイズの缶(写真右側)は20パックで8ドルなのですが、バラエティパックがないため、同一の味が20パックで、ちょっと飽きてしまう・・という懸念があります。その点、このオススメの缶は5パックなので、2種類買って同じ方にあげてもよいと思います。味はもちろん「Hot Cinammon Spice」がオススメです!