独立記念日恒例イベント!ニューヨークで「ネイサンズ国際ホットドッグ早食い選手権」観戦
アメリカの独立記念日に、ニューヨークのブルックリンにあるビーチ・コニーアイランドで、「ネイサンズ国際ホットドッグ早食い選手権」を観戦してきましたので、紹介します。
ネイサンズ国際ホットドッグ早食い選手権とは?
ネイサンズ国際ホットドッグ早食い選手権は、ニューヨーク・ブルックリンのコニーアイランドで毎年開催されている、ホットドッグの早食い大会です。ホットドックの有名店であるネイサンズ(Nathan's Famous Hot Dogs)が主催するイベントで、コニーアイランドにあるネイサンズ本店の真横で開催されます。
アメリカのソウルフードであるホットドッグの早食い大会は他にも多数ありますが、歴史の長さと知名度ではアメリカ最大規模となる大会です。また、独立記念日に開催されるため、毎年数多くの人が訪れます。
始まりは、アメリカにいる移民の4人のうち、誰が一番愛国心を持っているかを競うためだったと言われています。現在では世界各地で予選が開催されています。
ルール
10分間で最も多くホットドッグを食べた人が勝利するシンプルなルールです。一位が複数いた場合、5本のホットドッグを一番早く食べた方が勝者となります。
日本の早食いプリンス、小林尊が出場していない理由
小林尊は大会の主催者との独占的契約書にサインする事を拒否し、2010年以降の大会に出場していない。契約の内容は、ネイサンズ大会に出場とひきかえに、自由に他の大会やイベント、テレビなどに出演できなくなるというものだった。 2010年の大会終了後、ステージに飛び乗り逮捕されたが、8月5日の裁判で容疑のすべてが取り消された。 2011年、マンハッタンの230 Fifth Rooftop Barの屋上で大会テレビ中継を競争相手に大会と同じホットドッグの早食いに挑戦。優勝者の10分間に62個完食を上回る69個を完食[1]。ネイサンズ大会主催者は、会場で出た記録でなければ同大会の記録には認定できないとし、大会の権威を守ろうとした。しかし、当日小林の挑戦の判定を行ったNYの公式審判により正式な世界記録として認定されたほか、公式世界記録を認定するレコード・ホルダーズ・パブリックにも記録が認められた。また、メディアも世界記録が大会以外の場所で誕生したことを報じた。 小林が出場しなくなったネイサンズ大会では、同大会を放送するESPNの視聴者数が年々減少しており、2011年の194万9千人から2013年には視聴者数115万人へと、41%の減少が報告されている。 その後、ESPNではライブ中継の取りやめ、メインチャンネルのESPNからESPN2への放送切り替えが発表された。
小林尊さんをTVチャンピオンで初めて見た時の衝撃は今でも覚えています。日本のTVで見なくなってから気になってはいましたが、ニューヨークに活動拠点をうつしていたのようです。そして、現在出場していない裏側には、上記のような経緯があったようです。活動範囲が局所的となる独占契約を結ぼうとされたら、それは抗議しますよね。。ネイサンズのホットドックを一躍有名にした方にそんな扱いをするなんて、主催者は何を考えているんでしょうか・・。
当時からニューヨークにお住いで、現在もニューヨーク・ブルックリン在住で、アメリカを中心として活動されているようです。小林尊氏を見れないのは残念ですが、他のファイター達の様子を見て楽しむことにします!
スケジュール
女性の部が開始され、メインイベントである男性の部は12時からスタートとなります!
当日の様子
会場には10時頃到着。付近道路は通行止め、路駐が許可された場所はすでに車でいっぱいだったため、民営駐車場に停めました。付近の民営駐車場は、会場に近ければ近いほど高額になるので注意してください。筆者が停めた場所は一日40ドルでした。
ネイサンズ本店で、もちろんホットドックも注文できます。11時頃には30分ほど並ばないと買えない大行列ができていました。
独立記念日を祝うムード満点!
愛国心の強いことで知られるアメリカ人ですが、独立記念日ということもあって、この日はさらに街中の人々のファッションがアメリカ色に染まります。みんな、ハッピーそうな表情をして、イベントを楽しんでいます。
全身真っ赤&真っ青な方もちらほら。星条旗を頭につけている方をよく見かけます。
オリジナルグッズ
ホットドッグの形をした帽子、Tシャツなどが販売されており、購入している人もちらほら。
付近の店舗でも、公式ではないおしゃれなネイサンズのグラフィティのグッズが取り扱われています。
パフォーマンス
このイベントは、早食い大会以外にも、バンドのライブ、アメリカ独立記念日を祝う曲のアカペラ、トランポリンパフォーマー達やチアガール達がパフォーマンスを見せて盛り上げてくれます。
このトランポリンパフォーマーの方は、なんとスノーボードに両足を固定しそのままジャンプしています!素晴らしい演技を見せたパフォーマーには、その場で大きな歓声が上がっていました。
いよいよ本番!
司会者の方がどんどん選手を紹介していき、いよいよ女性の早食い選手権がスタートです。去年38.5本食べて優勝した日本人女性「Sudo Miki」さんが今年は41本を平らげて連続優勝!圧倒的な差を見せつけました!
その後、表示板のカウントダウンが0になり、いよいよメインイベントである男性の部がスタート!食べる食べる!とんでもないスピードでみなさん食べています。パンを水にひたしたり、先人のチャンピオン達の知恵が詰まった食べ方で、各々驚異的なスピードで食べ進めて行きます!男性の部では、前年度の優勝者、愛称「JAWS」で知られるJOEY CHESTNUT氏に注目が集まっていましたが、またしても彼が勝利を勝ち取りました!去年の70本を抜く72本を平らげました!
公式HPでもチャンピオンたちが祝われています。本当にお疲れ様でした!
なお、大会終了後、報道陣がチャンピオンにすぐインタビューを開始するのですが、この公式ゆるキャラ達のせいで、一般観客席からは全く見えませんでした。笑
ビーチで夏を満喫
コニーアイランドには、子供も遊べる大型遊園地がありますが、何より広大で綺麗なビーチが見所です!ホットドックを食べながら、海に出て日光浴をしている家族もたくさん見かけました。
ヤシの木の形をした噴水は、子供達に大人気でした。ビーチパラソル・シートを持参して楽しんでおり、賑わっていました。
終わりに
コニーアイランドでは、ニューヨークの夏らしい楽しいイベントを一日中体験することができます。独立記念日周辺にニューヨークに観光に行かれる方は、是非コニーアイランドの「ネイサンズ国際ホットドッグ早食い選手権」を見に行きましょう!
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