ニューヨーク・ブルックリンのボードゲームカフェ「The Brooklyn Strategist」訪問
はじめに
ニューヨーク・ブルックリンのゲーム専門店「The Brooklyn Strategist」に行ってきたので、その内容を紹介したいと思います。マンハッタンから電車で10分なので、ブルックリンの観光と合わせて、是非オススメしたいショップです。
ショップ概要
店名:The Brooklyn Strategist
営業:11:00-23:00(土・日のみ10:00-、日のみ20:00まで、定休日:なし)
住所:333 Court St, Brooklyn, NY 11231
地図:https://goo.gl/maps/K1B2FomnUqp
最寄:「Carroll Street Subway Station」
HP:https://www.thebrooklynstrategist.com/
店外の様子
今日は車でニューヨーク郊外のブルックリンへ。ニューヨーク州はかなり広いので、都市部であるニューヨークシティ・マンハッタンは一部に過ぎません。ちょうどそちらに用事があったので、車を走らせ、ボードゲームショップ「The Brooklyn Strategist」へ。このあたりは、駐車場がないので、路駐します。(公的に路駐を許可されています。)
現在はイースターなので、イースターっぽくうさぎの耳でボードゲームたちがデコレーションされています。この店舗では、子供たちの課外活動として、放課後に会員制でボードゲームを通じて学ぶ、という仕組みもあるようです!日本にもぜひ導入してほしいですね。
店内の様子
写真がボケてしまいました!すみません。どこに行ってもスマッシュアップはかなり品揃えがあります。
こちらの棚にもたくさんのボードゲームがあります。お客さんが、ちょうどコードネームを買って帰っていました。
このボードゲームカフェは、マフィンやコーヒーがいただけるカフェが併設されており、クオリティの高い食事がいただけます。カフェカウンターは「これぞブルックリンスタイル!」というような、ビンテージ×ブラックで引き締められたデザインでした。
ゲーム宅の方は、20代〜30代の方がミニチュアフィギアをペイントするイベントが実施されていました。ボードゲームも気軽に遊べそうです。
おわりに
いかがでしたでしょうか。前回に引き続き、今回も少し郊外のブルックリンのボードゲームショップに足を運んでみました。もう少し行動範囲を広げて、ニューヨーク州のボードゲームショップ情報をお伝えできればと思います。ではでは。
アメリカのクラフトビールおすすめ3選
はじめに
日本のクラフトビールは、たくさん手に入る分、値段も少し高級です。しかし、ビール大国アメリカで手に入るクラフトビールは、日本に比べ手頃な価格で手に入るので、色んな銘柄を試す機会が増えました。というわけで、ほぼ2日に1回アメリカのクラフトビールを飲んでいる筆者の、クラフトビールのお勧め3選をご紹介します。
おすすめクラフトビール3選
- Blue Point Toasted Lager
- STONE Delicious IPA
- HARBOR ALE
1.Blue Point Toasted Lager
・商品名:Blue Point Toasted Lager
・内容量:355ml
・スタイル:American Amber / Red Lager
・度数:5.5%
・価格:約$1.7
6つの異なる穀物を使用しているそうで、確かにいろんな香りが封じ込められているような気がします。
2.STONE Delicious IPA
・商品名:STONE Delicious IPA
・内容量:355ml
・スタイル:IPA
・醸 造 所:ストーン醸造所(カリフォルニア州サンディエゴ)
・度数:7.7%
・価格:約$1.7
柑橘系が強く、飲みやすい味、まさにデリシャス!この「STONE」ブランドは日本でも輸入されているようです。
3.HARBOR ALE
・商品名:HARBOR ALE
・内容量:355ml
・スタイル:IPA
・醸 造 所:グリーンポート醸造所(ニューヨーク州グリーンポート)
・度数:7.7%
・価格:約$1.7
くじらの点描パッケージがなんとも可愛らしい、珍しいパッケージを見て購入しました。まろやかで飲みやすい!日本の通販サイトではあまり取り扱っていないようです。醸造元はこちら。
美味しいクラフトビールが見つかったら、随時アップデートしていく予定です。ではでは!
アメリカ・ニューヨーク州の片田舎で夫婦の生活費がいくらかかるのか算出してみた
生活費算出のきっかけ
ブロガーのやぎペーさん(@yagijimpei)の生活コスト算出記事を見て、アメリカ・ニューヨークでの生活費の算出をしたくなり、先月分を算出しました。「東京一人暮らしで26万台」は、彼がブログで稼いでいるからこそ、彼なりの生活水準で、自炊せずストレスなく暮らす金額なんだなーと感じました。
会社員時代には意識していなかった収入・支出が、無職になり意識せざるを得ない状態になっていることも1つの理由です。
それでは算出スタート!
なお、30歳夫婦の二人暮らしで、以下は二人分の合算金額です。
固定費・変動費
固定費(月額)
- 家賃(水道・ガス含む):$3000
- 光熱費:$40
- Wi-Fi:$70
- スマホのキャリアT-mobile:$60
- Kindle Unlimited:$10
- Hulu:$10
- DMM英会話:$55
合計:$3185
変動費(月額)
- 消耗品:$50
- 化粧品:$60
- 洋服:$50
- 移動費・電車(家〜マンハッタンまで)×4往復:$80
- 移動費・車(ガソリン代):$35
- 駐車場代:$50
- 書籍代:$20
- 食費:$600
- 交際費(飲み会):$300
合計:$1225
総計:$4310
算出した感想
$4310となりました。
2017年4月現在1ドル109円なので、約47万円です。
二人分の合算値なので、一人当たりで割ると、約23.5万円です。
高ーっ!高いよ!この算出結果の中で特筆すべき項目は「家賃」と「食費」。
家賃
「家賃」はよく驚かれます。13畳と8畳の2部屋、新築マンション2DKでこの価格です。ここ、ニューヨーク州とはいえ、マンハッタンから車で1時間かかる田舎です。新宿から車で1時間離れている場所に住んでいるようなものです。にも関わらず、月3000ドルもします。ここだけですでに日本での新卒初任給を超えています。主人の会社の住宅補助があるから良いものの、全額負担だったら間違いなく生活できません。ちなみに、マンハッタンに近くほどどんどん家賃が高くなるので、タイムズスクエア近くに住む友人の6畳の部屋で、同じく3000ドルくらいするそうです。
食費
次に「食費」です。外食は毎週土日いずれかだけなので月4回として、その4回以外ほぼ自炊しているにも関わらず、この食費です。物価が高すぎます。野菜・肉がとにかく高い。オーガニックな卵なども高く、10個入りで700円ぐらいします。本当に鶏の卵なのか逆に疑いたくなります。
今後の展望
断捨離は好きですが我慢は嫌いなので、嫌々何かを節約することはしていませんが、引っ越してきてすぐということもあり、比較的最近は大人しく過ごしています。ネットでは月3回くらいしか物を買わないので、「外に出ないこと」が基本的に節約になってます。
旅行や帰国資金を毎月貯金するとなると、もっとかかりますね。
駐在妻という認識を捨て、月24万は自分で稼げるようになりたいところです。
まず、就労VISAの仕組みを知り、お金に関する制度についても調べよう。
来月以降も算出してみて、客観視しようと思います。
アメリカ・ニューヨークに住むご予定の方の参考になれば幸いです。ではでは。
ニューヨークのゲーム専門店「Game Master Games」でボードゲーム探し
はじめに
ニューヨークのゲーム専門店「Game Master Games」に行ってきましたので、その内容を紹介したいと思います。レンタカーがあって、マンハッタン郊外まで足を伸ばせる場合は、観光にも是非オススメしたいショップです。
ショップ概要
店名:Game Master Games
営業:10:00-22:00(土・日のみ12:00-、金・土のみ24:00まで、定休日:なし)
住所: 954 S Broadway, Hicksville, NY 11801
地図:https://goo.gl/maps/oV8Fi7r7De22
最寄:「Bethpage」
HP:http://www.gamerterrain.com/
店外の様子
今日は車でニューヨーク郊外のベスページへ。ニューヨーク州はかなり広いので、都市部であるニューヨークシティ・マンハッタンは一部に過ぎません。ちょうどそちらに用事があったので、車を走らせ、ボードゲームショップ「Game Master Games」へ。すぐに見つかりました。
店内の様子
店内へ入って行くと、早速ボードゲーム売り場を発見しました。定番のモノポリーも大量にあります。マリオのパズルも発見しました。
ここの店員さんはかなりフレンドリーで、来店と同時に話しかけてくれます。今日はあまり遊ぶつもりがなかったので、ミニチュアゲームやボードゲーム、カードゲームの取り扱いがあることを聞いて、あとはゆっくり一人で見させてもらいました。
ワールド・フェア1983もありました。なにやら、指定された2つのゲームを買うと、Santa's Renegadesのプロモボックスが無料でもらえるようです。
ピラミッド・ポーカー。めっちゃ面白そうです。
こんな風に奥がプレイスペースになっており、今日はカードゲームをプレイしている学生?のお客さんが二人、ボードゲームをしているお客さんが4人です。いずれも友人同士のようで、ふらっと一人できて遊ぶ環境ではないようでした。
日本のイエサブのような展示販売方法で、様々なカードスリーブの横に、小箱のボードゲームが並べてあります。
ここはベストセラーの商品が並べてあるゾーンで、カタン、チケット・トゥ・ライドがありました。一番下の棚はボードゲームでないおもちゃが散らばっていました。このへんがアメリカっぽいです。
ハリーポッターのホグワーツバトル、というゲームなんかもありました。
日本で見るようなゲームもちらほら。
あっ!街コロがありました!英語版になっても、日本語で「街コロ」と書かれています。値段もそんなに高くありませんでした。
ゲームの取り扱い数がかなり多いです。
巨大コリドールも遊べるようです。
プレイスペースでは、ボードゲーム会も開かれているようなので、調べて来て見たいと思います。また友人を連れていつか来てみたいなぁとしみじみ思いながら、ショップを後にしました。
おわりに
いかがでしたでしょうか。今回は少し郊外のボードゲームショップに足を運んでみました。また、もう少し行動範囲を広げて、ニューヨークのボードゲームショップ情報をお伝えできればと思います。ではでは。
ブロードウェイのおすすめミュージカル「ブルーマングループ」
はじめに
ニューヨークでオフブロードウェイ「ブルーマン(Blue Man Group)」を鑑賞しました。客席から選ばれたので、さらに良い思い出になりました。興奮覚めやらぬまま、なるべくネタバレしないようにブルーマンについて紹介します。
概要
マット・ゴールドマン、フィル・スタントン、クリス・ウインクの3人によってオリジナルのブルーマンが結成、日本人プロデューサー出口最一氏の目に留まって1991年にデビュー。現在までロングランを続けている、光と音を操るサイレントパフォーマー達です。
「これはすごい!ブルーマンは、生まれたばかりの赤ん坊のようにピュアなキャラクターだ!」と有名な雑誌でも言われているみたいです。
場所
Astor Place Theatre
434 Lafayette St, New York, NY 10003
タイムズ・スクエアから少し離れた「8 St NYU」又は「Astro Place」が最寄り駅です。
当日の様子
開演は17:00からだったので、30分前に会場入りしたところ、20分前から入場開始となりました。ticketmasterで予約した際のオンラインチケットを入り口で見せ、すぐに入る事ができました。
1行だけの電子掲示板があり、電子デバイスが使えるのはこの時間で最後だよ、twitterやfacebookで今日のことをつぶやいてね!というメッセージが表示されていました。その後、色々なメッセージが流れますが、ネタバレになるため伏せておきます。
映像から始まり、3人が登場しました。顔だけめちゃくちゃ青いです。まぶたの隅から耳の中まで青いペンキで塗られています。オリジナルの楽器演奏に始まり、コントで大爆笑。バックバンド達の生演奏も迫力もあって、かなり臨場感のあるライブです。15年前からこれらの技法だったのでしょうか…
開始後30分たった頃、なんとある演出の一人として選ばれました!笑 自己アピールはしていなかったのですが、何故自分が選ばれたのかわかりません。強い照明が当たっており緊張していてその数分の事は覚えていないのですが、かなり近くでブルーマンの方の表情や動きを観る事ができ、大満足でした。これこそネタバレを含んでしまうので内容は控えますが、…かなり良い体験をしました。
あっという間に90分が過ぎ、休憩無しで一息つくヒマもなくショーが終わりました。余韻覚めやらぬまま、ロビーのパンフレットを頂戴しました。閉演後に撮影も可能だったそうなのですが、次の予定があったため、ブルーマン達との撮影は諦め、会場を後にしたのでした…。
使用されている音楽もBlue Man Groupプロデュースでカッコいい。一番お気に入りは
Shake your ethphemismです。かっけぇ…
おわりに
体感型ブロードウェイとして、かなり良いショーを見れて満足です。オンブロードウェイのいわゆる綺麗目なミュージカルとは異なりますが、英語がわからなくても楽しめるので、小さいお子さん連れでも楽しめます。
メザニン(2階席)は入れなかったのでわからないですが、1階席は後ろから3列ぐらいは少し遠いので、見に行かれる方はなるべく前の席をお勧めします。前から5列は色々飛んでくるので、ポンチョ着用席となっています。こちらはお好みで。
ミュージカルで迷ったら是非ブルーマンに行ってください。民族楽器が好きな方も、ショーで使われている楽器を生で観て欲しいです。
アメリカ・ニューヨークでSSNを取得する方法
はじめに
免許を取得するため、ソーシャルセキュリティナンバー(SSN)を取得したのですが、すんなりとは行かず、紆余曲折あって取得できたため、その経緯・感想をまとめました。
SSNとは
SSNとはSocial Security Numberの略で、税金の申告、運転免許取得等に必要な番号です。一般的にアメリカでは就労者に義務化された番号のようです。Social Security Officeで無料で取得でき、一生涯同じ番号を使用します。9桁の数字で構成されています。『XXX-XX-XXXX』(エリア番号3桁- グループ番号2桁 - シリアル番号4桁)
必要な書類
・パスポート
・戸籍謄本(発行から3ヶ月以内)
・翻訳した婚姻証明書
・VISA(L2ビザ)
・申請書
申請書は当日でも記載できますが、ボールペンが申請書に置いていない場合もあり、不明点が事前にわかるという点でも事前に記載した方が懸命です。申請書を持っていない場合は上記サイトからPDFでDL可能です。私は配偶者の会社からすでに用紙をもらっていたため、必要箇所に全て事前に記入し、その用紙を持参しました。
取得まで
入国して1日後の平日月曜日に、家から一番近いSocial Security Officeに行きました。受付の番号札を取得し、呼ばれるまで待ちます。混在しており、平日の10時だったにも関わらず、休み明けの月曜だったからなのか、40分ほど待ちました。その後、ナンバーが呼ばれたため、上記必要書類を揃えて窓口に提出したところ…
「あなたは入国してまだ1日しか経っていない。入国後21日経たないとSSNは発行できない!」と書類を突き返されました。「配偶者は入国後5日で取れた」と主張しても、とにかく駄目、の一点張り。仕方がないので、別のSocial Security Officeへ行くことにします。窓口の担当者によって対応が異なるため、受付ができる・できないがあると聞いていましたが、身をもって体験してしまいました…
※2017/04追記:他の方も、同じ方にあたってしまい、申請を却下されたそうです。MineolaのSocial Security Officeに行かれる場合は、和田アキ子似の黒人の方には気をつけてください。 車で移動できる場合、絶対に別の場所で申請した方が良いです。
気を取り直して別のSocial Security Officeへ。私が向かったのはHicksvilleの店舗です。
Social Security Office for Hicksville, NY 11801 | SocialSecurityHop.com
同じように番号札を取得し、待つ事15分。何故か番号が呼ばれず、次以降の番号が呼ばれ、スキップされたようです。今度こそGETしなければ21日以上待つ事になってしまい、運転免許も取得できないので、何が何でも今日取得するという強い意思がありました。
愛想の良さそうな窓口の方があいたタイミングを狙い、「この番号なのですが、呼ばれませんでした。」と言ってみたところ、無事受付を行ってくれました。もちろん、別の場所で発行できないと言われた事は伝えませんでしたが…
そして事前に用意した前述の5つの書類を提出します。「これは婚姻証明書の日本語原本か?」など、いくつかの質問を受け、何の問題もなく、受付が完了しました。
愛想の良さそうな人を狙って良かった…
その5日後、無事、記載しておいた自宅の住所にSSNカードが届きました。
SSNカードはこんな感じで、書き留めでも何でもなく、普通郵便で届きます。
おわりに
SSNは、申請にかかる時間は少しですが、窓口の担当者による受付可否があるため、確実に取りたいのであれば、入国後2週間(できれば3週間)程度経ってからの方がすんなり取得できると思います。私も1軒目の方の言葉を鵜呑みにしていたら3週間待っていたことでしょう。ここアメリカで納得がいかない事が今後起きた場合には、まず一度主張してみる・無理であれば人を変える、というスキルを発動させようと誓いました。
ニューヨークに来られた方のお役に立てると幸いです。ではでは。
アメリカ・ニューヨーク州で運転免許証を取得する方法
※2017/04/21追記
アメリカ・ニューヨーク州に引っ越し、運転免許証があまりにも簡単に取れたので、取得までのプロセス・感想を書きたいと思います。日本の運転免許証を既に持っており、これからニューヨークで免許を取ろう!という方の参考になれば幸いです。
アメリカは州によって免許発行ルールが異なるため、他州の場合は各州のサイトを参考にしてください。
事前に国内で国際免許証を取得する
日本の国際免許証は、特定の免許センターに行き、取得する必要があります。既に日本の運転免許証を取得している場合、必要書類・申請料2400円が揃っていれば、無試験で取得することができます。また、過去に国際免許を発行したことがあり有効期限が切れている場合は、新しく発行する必要があり、その際に過去の国際免許証が必要となるため、注意してください。
注意
一度出国前に住所を実家に写す予定のある方は、注意!
私の場合、東京→大阪に住所を写したのですが、これは「記載事項変更」に当たります。大阪の門真免許センターの受付時間が午後4時半までとなっていたので、午後3時半すぎに申請に行ったのですが、運転免許証の「記載事項変更」の場合は3時半以降の受付は翌日発行となるため、結局、国際免許の発行はその手続きが完了後(つまり翌日)しかできず、免許センターには遠路はるばる2日連続で足を運ぶ事に…
住所変更など、運転免許証の記載事項変更等はなるべく近隣の警察署で済ませ、免許センターでしかできないこと(今回は国際免許証発行)のみを免許センターで行う事をお勧めします。
書類を準備する
以下が全て揃った段階で、次のステップに進みます。
・アメリカのクレジットカードまたはデビッドカード
・パスポート
・SSN(ソーシャルセキュリティーナンバー)
SSNの取得方法は、以下記事で書きました。
DMVサイトで筆記試験を予約する
アメリカでは、警察ではなく免許を管理する団体「DMV(Department of Motor Vehicles)」から免許を取得する必要があります。この団体のWebサイトで来店予約をするところから始まります。サイトで事前予約を行わず、当日会場飛び入りでも少し待てば受付けてくれるという話をきいたのですが、気まぐれで受け付けてくれない場合もあるため、ここは堅実にネットから予約しましょう。
この時点で、事前に教本を手に入れ、標識などの知識を習得し、練習問題をこなしておきます。私が手に入れたのは、こんな冊子です。(FUJI DRIVING SCHOOLが発行。日本語で書かれています。ネットにもPDFがあがっています)
PDF資料 l ニューヨークFUJI DRIVING SCHOOL
視力検査・筆記試験を受ける
試験概要
・問題数:20問
・出題形式:選択肢(4択)
・合格ライン:16問以上正解(5問以上不正解で不合格)
・言語を選択可能
・時間は無制限
・費用は約$75
予約したDMVに向かいます。新たに免許証の申し込み用紙があるので、それを記入し、用意した書類を持参して、受付に行きました。
しかし、事前予約したにも関わらず、当日受付の列に並ぶように言われました。今度はマツコ・デラックス似の黒人の方です。スマホの予約証明を見せても、全く意味がありませんでした。渋々もう一度列に並び、順番を待ちます。
番号が呼ばれ、窓口に行き、書類を提示した後、なんと別の場所に移動する事なく、その窓口で適当な視力検査・適当な写真撮影をされました。視力検査では、「C」のようなマークではなく、アルファベットを左から読み上げるだけでした。その後、書類の不備を確認し、筆記試験の窓口の方に、書類一式を回してくれます。
「目の色」という記入欄を未記入のまま提出すると、顔をじーっと覗き込まれ「BROWN」と書かれました。茶色か?その瞬間だけ嬉しかったです。その瞬間だけ。
そして5分ほどすると、筆記試験の窓口で自分のナンバーが再度呼ばれ、番号札を渡すと、代わりに試験用紙・標識問題の紙・鉛筆を受け取ります。言語が選べるので、私は日本語で受験しました。(何故か最初はポルトガル語の試験用紙が渡されたため、これは日本語ではないと主張すると変更してくれました。主張は大事ですね。)
無事1問間違いで合格となり、「INTERIM PERMIT」と呼ばれる用紙がもらえるので、無事5時間講習を予約できます。その後、郵送される「LERNER PERMIT」を手にしてから、路上試験を受ける事ができます。
予想問題集のみを1時間程勉強したのみで筆記試験を受けましたが、問題なく点数を取ることができました。(1問間違いでした。)予想問題集から20問、ほぼ同じ問題が出ましたが、たまに見た事無い問題が出ますので注意してください。勉強時間は1時間で十分です。日本の筆記試験は10年前に受けましたが、この10倍は苦労したような気がします。
5時間講習を予約・受講する
講習概要
・所要時間:5時間
・内容:路上のルールをビデオ・テキスト・ホワイトボードを使って学ぶ
・少人数の講習(6人〜10人)
・$60
無事筆記試験に合格すると、次は5時間講習です。
先ほどの問題集でお世話になった「FUJI DRIVING SCHOOL」で受講します。
ニューヨークで運転免許取得はFUJI DRIVING SCHOOL
こちら、講習と言っても、必須講習として組み込まれているのは、なんと講義だけなのです。英語での講習も選択できますが、命に関わる事なのに英語がわからず理解できないと致命的なので、ここは日本人の講師の方を予約しましょう。
マンハッタンにあるFDSで講義を予約し、受講しました。
5時間講習という名前ですが、DMVからは最低3時間やればあとは何を話しても良いと言われている、といったようなぶっちゃけ話まで聞けました。プリントの内容を元にしたり、ホワイトボードでミニチュアの車を使用したりして座学を学びました。
「雑談が長い方もいて退屈」と聞いていたのですが、私の受講時の日本人の講師の方はあたりだったようです。雑談まで比較的有益な情報で、睡魔に襲われる事なく、3時間半が一瞬で過ぎました。しかし、講義前に韓国海苔を食べていたり、配布プリント8枚をホッチキスで止めておらず8人の生徒に一枚ずつ(8人×8=64枚)手渡ししていたり、と不思議な方でした。面白かったなぁ。ちなみに、この講習費用は$60でした。現金のみ受付可能のようなので、注意してください。
「LERNER PERMIT」が無いと路上試験は受験できませんが、届くのを待っていると予約できる試験日が遅くなってしまうので、5時間講習が終了した時点で、すぐ路上試験をサイトで予約しておきます。私の場合、「LERNER PERMIT」は1週間で届きました。
路上試験の予約は約2週間後以降しかあいていないため、試験会場まで送迎してもらう免許所有者(※後述)の予定を確保し、早めに予約しましょう。
その後、ここで、路上の実技試験をいきなり受けるのが不安な場合、上記のFUJIドライビングスクールで講習を受ける事も可能です。
路上で実技試験を受ける
試験概要
・教官と共に車に乗り、さまざまな試験を行う
(発進・交差点で曲がる・一時停止・3ポイントターン(Uターン)・縦列駐車)
・所要時間:15分程度
・合格ライン:プアジャッジ30ポイント以下
・試験で使用する車は受験者の車
一時停止・スピードなど色々な観点から審査され、ミスをすると「プアジャッジ」を取られて減点されます。 対向車が途切れ、曲がれるタイミングなのに行かなかったり、速度が遅すぎたりしてもプアジャッジを取られます。だいたい一回のプアジャッジで10ポイントのものが多いため、3度までならぎりぎり合格というところです。各点数は以下のようになっています。
日本と違って一番驚いた点は「試験を行う車は各自持参」という点です。車を運転して良いかどうかの試験にも関わらず、車は持っている前提なのです。(試験会場までは、運転免許を既に取得した人が運転する必要があり、免許証を見せる必要があります。)自家用車を持参して、いざ試験を受けます。FUJIドライビング・スクールで送迎・試験用の車をアサインしてもらうことも可能です。
合格のポイント
・縦列駐車は事前に練習しておく
・良い教官に当たると一発で合格できる
路上テストに合格するとその場で仮ライセンスを渡されます。
免許取得
路上テストに合格後2〜3週間で、登録した住所に免許証が送られてきます。
これで「形だけ」の国際免許とはおさらばです!
おわりに
いかがでしたでしょうか。
日本では、なかなかにつらい筆記試験を受け、中には30万円近く払って取得しなければならない運転免許。自動車大国アメリカでは、こんなにも安く、簡単に取れるのです。
ニューヨーク州で免許を取得しようという方のお役にたてると嬉しいです。