NY郊外ロングアイランド・ジョーンズビーチの乗合い船「Captree Princess」で海釣りしてきた!
ニューヨークではお肉を食べる人が多いです。それに対して、魚は美味しいものがあまりなく、市場に並ぶ魚も新鮮なのか疑わしく、あまり新鮮な魚を手軽に購入できない環境であります。
しかし、アメリカでも新鮮な魚を自分の手で手に入れることができる手段があります。それは「海釣り」です!ニューヨーク郊外のロングアイランド島は海に囲まれており、釣り場として公開されている場所が多いのです。
そこで「釣りは年に1度ほど行く、趣味とは言えないけど経験はある」レベルの筆者が、ニューヨークの郊外で海釣りに行ってきたので、紹介したいと思います。
当日の様子
快晴!夕方18時頃でもまだ明るいです。ハイウェイを飛ばして、橋を渡ったところ。橋からの眺めは、とっても綺麗です。
乗り場に到着。出航時間の19時までに、トイレなどを済ませておきます。
乗船料を一人45ドル支払い、竿も3ドルでレンタルします。餌ももらえるので、本当に手ぶらで楽しめます。また、難しい仕掛けもないため、アメリカではライトな乗合い船は「Party Boat」と呼ばれているようです。
客層はほぼ男性・子供は居ない
老客男女どうぞ!と記載がありましたが、めちゃめちゃ船が揺れる5時間耐久戦(船)なので、ちょっとぬるっとした魚・餌を触れる&酔ってもいいくらい釣りが好きな人じゃないと厳しいのではないでしょうか。実際、子供は全くおらず、40代後半の夫婦でこれらている以外の女性の方はあまり居ませんでした。ほとんどが会社の同僚の男性同士できている印象です。
筆者(女)は普段乗り物にめちゃクチャ酔いやすいのですが、釣りが好き&アメリカで初釣りということもあり、5時間が一瞬で過ぎ去ったと感じるぐらい興奮して、酔っている感覚が全くありませんでした。
後、日本の船に比べて大型なので、揺れは多少マシです。ただ、当日の波の高さによって大きく揺れが変わるので、なんとも言えませんが、本当に心配な方は、まずは陸からの釣りを楽しんだ方が良いかと思います。
こんなに近い感覚で竿がセットされます。本日は金曜の夜ということもあって、船はほぼ満席。用意された竿置き場には、ほとんど竿がセッティングされました。
釣りポイントに到着するまで45分程度、みなさん思い思いに時間を過ごされます。飲食持ち込みもOKのため、こんな感じでピザを持ち込む方も居ます。
軽食やソフトドリンクは、自動販売機が完備されているので、ここで購入できます。
船内のヒラメらしきイラスト。ワクワクが高まります。
仕掛け・餌
仕掛けは、簡単な大きめの針2つに、重りのみ。リールもごくごく一般的なものです。
餌はなんと貝。大きいものから小さいものまで、5、6人に1つのバケツをもらえます。ここから随時手づかみで針につけていきます。
いよいよ釣り開始!
早速ファーストポイントに到着。ブザーがなり、みなさん一斉に竿を入れます。
釣りの最中は、左手でリールをもち、右手で餌・魚の口から針を外したりするため、手はめちゃくちゃベトベトです。ウェットティッシュ必須です。写真が取れなかったのが悔やまれます。
3箇所の釣りポイントを巡りました。釣り方はいたって簡単、リールを解放して糸をだし、重りが底までついたらリールを固定、引くのを待つ。チョンっという小さなあたりがあれば、一度大きく上に竿を引いて合わせる。そして巻く。これだけで、簡単に釣れます。
しかし、簡単に釣れる釣れる。一度魚の口に針がかかると、口の強い魚たちはあまり逃げられないので、ずっと大きく引き続けています。重いので簡単にするっと上がらないのですが、網を使うまでもなく、上がります。
いやー、面白い。
何が面白いって、日本では釣れない大きさのものがバンバン釣れるところと、引きに対して合わせて、あげたら釣れているのが面白い。そして、日本だと乗船料1万円ぐらい取られるところが、45ドルで楽しめるので、かなりリーズナブルに釣りを楽しめます。あとはクルーが常にうろうろしているので、「Excuse me!」というとリールの不調を治してくれたり、魚の口の針をとってくれたりするので、本当に楽チンです。
あとは、隣の人と糸がもつれる(祭りになる)こともありましたが、基本的には船が停船しているのでそんなには動かず楽しめます。
唯一欲を言わせてもらうならば、投げ釣りもやりたかったなぁ、ぐらいでしょうか。あとは、同じ餌でアジのような魚を釣っている方も居たので、今度は違う魚も釣ってみたいと思ってます。
筆者の本日の最終的な釣果は、なんと「23匹」!竿を入れている3時間、2回おろして1回は釣れるほどの大漁。
ほとんどが「タイ」で、写真の「ブラックシーバス(スズキ)」が3匹ぐらい。20cmぐらいの小さい魚が釣れると、クルーが小さいと判断して捨ててしまいます。大きければ、バケツに入れて持ち帰らせてくれます。だいたい、35cm以上ぐらいかな。
これは帰りの船の様子。みなさんぐったりして居ます。他の方も序盤は大漁入れ食いだったのですが、途中で波が高くなり船があり得ないほど揺れたため、気分が悪くなり釣りを中断して船内で休まれている方が半分ほど居ました。船酔いが苦手な方は、5時間の長丁場ですので、酔い止めを飲むなどした方が良いかと思います。
2階デッキはこんな感じ。横になっている人や座っている人がほとんどで、疲れて早く帰りたそうにしている方が多かった印象です。笑
港に帰るまでの45分程度の間に、クルーが釣った魚を3枚におろしてくれます。ここでおろしてもらう場合、自分の魚は何匹だったか、というようなきっちりした数のカウントはないので、強気にもらいましょう。
こんな感じでバッサバッサ切り分けてゆき、袋に詰めてくれます。魚の入った袋を受け取ったら、チップを5ドルほど渡すのがセオリーのようです。
降りた後に船をパシャリ。「Captree Princess」という文字がライトアップされ、かっこいい。大海へ釣れて行ってくれてありがとう!
ちなみに、遠くからクラブミュージックが聴こえるなぁ、と思ったら、船上でパーティをやって居ました。夜23時だったので、深夜便の船があるのでしょうか。なかなかアメリカっぽいですね。
おわりに
アメリカに来て初めて海釣りをしましたが、面白かったです。日本よりも魚は大きいし、リーズナブルに乗合い船に乗れます。また1ヶ月後に行く予定ですが、今度は別の魚を釣りたいところです。
ロングアイランドで釣りを楽しみたい方は、ジョーンズビーチの乗合い船「Captree Princess」にぜひ行ってみてくださいね。
予約はこちらのサイトから。
Captree Laura Lee Fishing Boat Sailing From Captree Boat Basin
場所はこちらです。
ニューヨーク郊外のおすすめ庭園・グルメはこちら。
ニューヨーク郊外カテゴリの記事はこちら。
NYマンハッタン・ブルックリン観光カテゴリの記事はこちら。