ワシントンのおすすめ観光スポット「国際スパイ博物館」に潜入してきた
この土日はワシントン旅行に行ってきました。
ワシントンでは数々の名所があり2日では周りきれないのですが、その中でも一番良かったスポット「国際スパイ博物館」を紹介します。
スパイ博物館とは?
国際スパイ博物館(International Spy Museum)は、2002年に設立された私設博物館です。館内は、スパイの活動、交信や侵入方法、変装などのスパイのスキル、世界を震撼させたスパイたち、戦時におけるスパイ、などのセクションに別れています。現在は、開館当時にはなかった数々の課題を解決する「体験型アトラクション」も加わって、人気の観光箇所となっています。
事前ネット予約がオススメ
かなり人気がある博物館です。予約なしだと1時間並ぶとのことだったので、ネットで事前予約して行くことをオススメします。私の予約した時間は開場時間の9:00で、ほぼぴったり9:00に到着したのですが、まったく列に並ばずに入場できました。当日チケットを購入するお客さんたちは、15人ほど並んでいました。
入場料が値上げ
ワシントンは入場料無料の「スミソニアン協会」ではないため、入場料がかかります。インターネットから事前予約で購入する場合、従来は18ドルでしたが、近年値上げされ2017年4月現在は21.95ドルです。これに手数料が加わり、一人当たり24.21ドルです。
館外の様子
こちらがエントランスです。ロゴがかっこいいですね。
このようにオープン前にすでに列ができている人気スポットです。
いざ、スパイ博物館に潜入!
一番最初に目に入る、「007 ダイ・アナザー・デイ」の迫力カーアクションで使用されたジャガーです!!!この映像を見ながらエレベーターを待ち、3Fまで上がります。
スパイになって潜入スタート
3Fに到着すると、このようにエンブレムが展示されているのですが・・・
入るやいなや「あなた達はスパイです。これらのプロフィールをしっかり覚えて、彼らになりきりましょう」とエージェントから案内があります。プロフィールは部屋に無数にあるので、なりたい人物を選んで覚えます。なんとこの部屋、4分程度のタイムリミットがあります!スパイは時間などありません。カウントダウンが終わると、次の部屋に案内されます。
ドアがあくと、すでにサングラスをかけたエージェントが待ち構えていました。エージェント達は、ディズニーランドに近いイメージで、私たちを楽しく案内してくれます。映像を見終わった後、通常の展示ブースへと移動して行きます。
数々の体験型ゲームあり
展示ブースでは、このように怪しい人物を当てるクイズ形式のアトラクションもあり、子供から大人まで楽しめます。その他、巨大タッチパネルで表示された水槽をタッチすると・・実際に行って、確かめてくださいね。
ブラシの中に隠されたカメラや、小型カメラが展示されています。これらが、実際に使われていたというのがすごいです。
スパイ博物館らしい「盗聴体験」
スパイ博物館らしい仕掛けと言えば、この盗聴機でしょう。「YOU ARE HERE」の箇所に自分がいるのですが、裏側と今まで通過してきた場所に★マークがついており、リアルタイムで盗聴体験ができます。まさか盗聴機が仕掛けてあるとは・・
その他、実際に盗聴機が仕掛けてあった額縁、靴などがずらりと展示されており、スパイの技術力の高さに驚かされます。「犬のフン」内のビーコンの模型なども展示してあります。
鳩に仕掛けられた盗聴カメラの展示もあります。やけにリアルです。鳩はこんな重そうな装置を装着して、果たして飛んでくれるのでしょうか。
身を隠すシリーズ
続いて身を隠すシリーズです。車を真っ二つにして、隠れ方を紹介しています。かなり体が柔軟でないとできない技です。椎名林檎「罪と罰」のPVで真っ二つにされたベンツにも、こんな風に隠れていたのかもしれません。
こちらも土の下で生活する人間のミニチュア模型があります。アリの集落のようです。
日本のスパイ「NINJA」
日本のスパイと言えば伊賀忍者「百地三太夫」ですが、彼の展示もありました。
ジャパニーズ・スパイ、NINJAについての紹介文があります。
戦時中のスパイたちのコーナーなのですが、各兵たちのチェスが展示されていました。ボードゲーム好きとしては気になったのですが、どれが王か全然わかりませんでした。
続いてENIGMAシュミレータ!指定された文字列を、手順に従って暗号化していきます。指示が明確で、英語が堪能でない外国人や子供達にも人気のコーナーでした。
これが実際に暗号化に使用されていたエニグマです。第2次世界大戦時に真珠湾攻撃前に送られた日本軍からの暗号は、アメリカにほとんど解読されていたと知られています。暗号解読に劣勢であった日本軍は、ミッドウェー海戦時に4つの空母の位置を暗号解読により特定されて撃沈されたとされています。
その他、スパイグッズだけでなく、戦時中に使用されていたものも展示されており、日本人には興味深いものとなっています。
かっこいいショールームのような部屋が多く、作り込まれたスパイの世界が美しかったです。
メルセデスベンツのショールームのような展示でした。
出口へ向かう階段には、各国の007ポスターが貼ってあり、日本のポスターも飾ってありました。
ワクワクが詰まったお土産ミュージアムショップ
今回一番楽しみにしていたスパイミュージアムショップ。スパイグッズがたくさんあり、どれも目移りするものばかりです。
チューブかと思いきやボールペン、暗号レターを出すためのシールステーショナリー。英語だと26文字だけですが、日本語でこれを出すとなると大変なので、やはり新聞紙から切り取るのが一番でしょう。その他、リップスティック型ぺんや、腕時計型トランシーバーなどがありました。
なぜかボードゲームも売っています。そしてSALEで売られています。
赤と黒のNINJAコーナーです。こんな服を着たら一発でバレます。
子供向けお土産コーナー。胸に大きく「SPY」と書かれた上に、ビビッドな色使いのTシャツなどのラインナップです。こちらも簡単に敵に見つかりそうですね。
銃弾型の文鎮なんかもありました。その他、SPYミュージアムのオリジナルタンブラーなど、ここにしかないお土産がたくさんありました。
ワシントンに行くなら、行っておくべき!
いかがでしたでしょうか。「ジェームスボンド」「キングスマン」などのスパイ映画が好きな方は、ワクワクすること間違いなしです。ワシントンにはスミソニアン教会をはじめとする無料の観光地が盛りだくさんですが、入場料を払ってでも、是非この「国際スパイ博物館」に行ってください。一味違ったお土産も手に入るので、通常の美術館巡りのスケジュールの間に入れることをオススメします。これを読んでくれた方の、ワシントンでの思い出が増えることを願っています。ではでは。